酷暑日
こくしょび
目次
  1. 「酷暑日」の意味
  2. 読み方・表記
  3. 使い方と例文
  4. 語源・由来
  5. 類語・関連語
  6. よくある質問
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かんたんに言うと

「酷暑日」(こくしょび)は、一日の最高気温が40℃以上になる日を指す気象庁の予報用語です。命に危険が及ぶ極端な暑さを表し、2026年4月17日に正式に制定され、同年夏から運用が始まりました。

「酷暑日」の意味

「酷暑日」は、気象庁が定める予報用語の一つで、一日の最高気温が40℃以上になる日を指します。「酷暑」は「ひどく厳しい暑さ」を意味し、体温を超えるほどの極端な高温を表します。

4つある暑さの区分(夏日・真夏日・猛暑日・酷暑日)の中で最も基準が高く、体温を超える気温による人体への負担は極めて大きいとされています。屋外はもちろん、冷房のない室内でも命の危険があるレベルで、不要不急の外出を控えることが強く求められる暑さです。

読み方・表記

「酷暑日」の読み方は「こくしょび」です。「酷」「暑」「日」の3文字すべてを音読みで読む「音読み+音読み+音読み」の構成です。

「酷暑」という言葉自体は「ひどい暑さ」を指す一般的な表現として古くから使われており、気象基準とは関係なく日常会話や報道でも使用されます。

使い方と例文

「酷暑日」を使った例文
  • 群馬県伊勢崎市で今年初の酷暑日を観測した。
  • 昨夏は全国延べ30地点で酷暑日となった。
  • 酷暑日の予想が出た日は屋外作業を中止すべきだ。
  • 2026年夏から「酷暑日」が正式な予報用語として使われ始めた。

語源・由来

「酷暑日」の「酷暑」は、「酷」(ひどい・むごい)と「暑」(暑さ)を組み合わせた漢語で、「ひどく厳しい暑さ」を意味します。日常語として古くから使われてきた「酷暑」に「日」を付けた形です。

40℃以上の日の名称としての「酷暑日」は、2022年に日本気象協会が独自に命名して使用を始めたのが先行例です。その後、国内で毎年のように40℃以上が観測される状況を受け、気象庁が正式な予報用語の制定を検討。2026年2月から3月にかけて国民アンケートを実施し、13候補の中から「酷暑日」が20万2954票を集めて最多得票となりました。2026年4月17日に正式決定し、同年夏から運用が始まっています。

興味深いことに、2007年に「猛暑日」が制定された際にも「酷暑日」は候補に挙がっていましたが、「『酷』という字に否定的な意味がある」として採用されませんでした。約20年の時を経て、近年の記録的な高温を背景に、改めてその強い注意喚起の意味合いが評価されたことになります。

類語・関連語

よくある質問

Q
「酷暑日」はいつから使われている用語ですか?
A
気象庁の正式な予報用語としては、2026年4月17日に制定され、同年夏から運用が始まりました。それ以前は、日本気象協会が2022年から独自に使用していた用語でした。
Q
「酷暑」と「酷暑日」はどう違いますか?
A
「酷暑」は「ひどい暑さ」を意味する一般的な言葉で、明確な気温の基準はありません。一方「酷暑日」は気象庁が定める予報用語で、最高気温40℃以上の日と明確に定義されています。日常会話では「酷暑」、気象情報では「酷暑日」が使われます。
Q
なぜ「酷暑日」という名前に決まったのですか?
A
気象庁が2026年に実施した国民アンケートで、13候補の中から最多の20万2954票を集めたためです。次点の「超猛暑日」の約3倍、その次の「極暑日」の約8倍の得票数でした。すでに日本気象協会が使用していてなじみがあったこと、日本語として適切であることなどが選定理由とされています。
Q
「酷暑日」の次の区分はありますか?
A
2026年4月時点では、40℃以上がすべて「酷暑日」に含まれ、それを超える区分はありません。今後さらに極端な高温が頻発する場合、新たな区分が設けられる可能性はありますが、現時点では未定です。
佐藤文哉
この記事の監修者 佐藤文哉 編集長 / ライター歴15年