民事
みんじ
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かんたんに言うと
「民事」は、個人や企業など私人同士の権利や金銭をめぐる争いに関する法律分野です。「民事で訴える」「民事裁判」などの形で日常的にも使われます。
「民事」の意味
「民事」は、私人(個人や法人)同士の権利・義務関係や金銭問題を扱う法律分野を指す言葉です。
国家が犯罪者を裁く「刑事」に対し、「民事」は私人同士の争いを解決するための分野です。警察や検察が介入することはなく、当事者同士で裁判所に訴えを起こして解決を図ります。
民事で扱われる主な問題
- 金銭トラブル:貸したお金の返還、代金の未払いなど
- 損害賠償:交通事故、名誉毀損、不法行為による被害
- 契約問題:契約違反、解約トラブルなど
- 家族関係:離婚、親権、遺産相続
- 不動産:土地・建物の所有権、境界争い
読み方・表記
読み方は「みんじ」です。
「民」は「たみ」「人民」「市民」を意味し、「事」は「こと」「事柄」を意味します。つまり「民事」は「民(私人)に関する事柄」という意味です。
使い方と例文
「民事」を使った例文
- 相手を民事で訴えることにした。
- 民事裁判で慰謝料の支払いが命じられた。
- この件は犯罪ではないので、民事で解決するしかない。
- 刑事責任とは別に、民事上の責任も問われる。
- 民事訴訟を起こすには弁護士費用がかかる。
語源・由来
「民事」は、西洋法の概念を明治時代に翻訳した際に生まれた言葉です。
英語の「civil(市民の)」、ラテン語の「civilis(市民に関する)」に対応する訳語として「民」が選ばれました。「civil law(市民法)」を「民法」、「civil case(市民の事件)」を「民事」と訳したことに由来します。
「民」は国家に対する一般の人々(私人・市民)を意味し、国家が関わる「刑事」「行政」と区別する概念として定着しました。
類語・関連語
よくある質問
Q
「民事」の読み方は?
「民事」の読み方は?
A
「みんじ」と読みます。「民」は「ミン」、「事」は「ジ」と音読みします。
「みんじ」と読みます。「民」は「ミン」、「事」は「ジ」と音読みします。
Q
「民事不介入」とはどういう意味?
「民事不介入」とはどういう意味?
A
警察が民事上のトラブル(金銭問題など)には原則として介入しないという考え方です。民事は私人同士で解決すべき問題とされ、犯罪でない限り警察は対応しません。
警察が民事上のトラブル(金銭問題など)には原則として介入しないという考え方です。民事は私人同士で解決すべき問題とされ、犯罪でない限り警察は対応しません。
Q
「民事訴訟」と「民事調停」の違いは?
「民事訴訟」と「民事調停」の違いは?
A
「民事訴訟」は裁判官が判決を下す手続き、「民事調停」は調停委員の仲介で当事者が話し合って解決する手続きです。調停は訴訟より費用が安く、話し合いで合意できれば解決できます。
「民事訴訟」は裁判官が判決を下す手続き、「民事調停」は調停委員の仲介で当事者が話し合って解決する手続きです。調停は訴訟より費用が安く、話し合いで合意できれば解決できます。