目次
  1. 「法事」の意味と内容
  2. 「法要」の意味と内容
  3. 法要の種類
  4. 日常会話での使い分け
  5. よくある質問
結論

「法要」は僧侶にお経を唱えてもらう供養の儀式そのもの、「法事」は法要に加えて会食(お斎)やお墓参りなどを含めた一連の行事全体を指します。つまり、法要は法事の一部であり、「法要 + 会食など = 法事」という関係です。

法事

ほうじ
法要+会食など
一連の行事全体

法要

ほうよう
読経・焼香などの儀式
供養の核となる部分
項目 法事 法要
意味 法要+会食などを含めた行事全体 僧侶による読経・供養の儀式
範囲 広い(全体) 狭い(儀式部分のみ)
含まれるもの 法要、会食(お斎)、お墓参りなど 読経、焼香、法話など
関係 法要を含む 法事の一部

「法事」の意味と内容

法事とは、故人の冥福を祈るために行う仏教行事全体を指します。僧侶による読経(法要)だけでなく、その後の会食(お斎)やお墓参りなども含めた一連の行事のことです。

法事は「追善供養」ともいわれ、遺族や親族、故人と親しかった人々が集まり、故人を偲びながら供養を行います。

法事に含まれるもの

  • 法要 – 僧侶による読経、焼香、法話
  • 会食(お斎) – 法要後に参列者で食事をとる
  • お墓参り – 法要の前後にお墓へ参る
  • お布施・香典のやりとり – 僧侶へのお礼、参列者からの供養

「法要」の意味と内容

法要とは、僧侶にお経を唱えてもらい、故人の冥福を祈る供養の儀式そのものを指します。法事の中核となる部分であり、「追善法要」ともいいます。

法要では、僧侶が読経を行い、参列者が焼香をして故人を供養します。また、僧侶から法話(仏教の教えについてのお話)が行われることもあります。

法要の流れ

  • 僧侶入場 – 僧侶が仏前に着座
  • 読経 – お経を唱える
  • 焼香 – 参列者が順番に焼香
  • 法話 – 僧侶からのお話(ない場合も)
  • 僧侶退場

法要の種類

法要には、亡くなってからの日数や年数に応じて、さまざまな種類があります。

忌日法要(きにちほうよう)

亡くなってから四十九日までの間に行われる法要です。仏教では、死後四十九日間は故人の魂がこの世とあの世の間をさまよっているとされ、七日ごとに供養を行います。

  • 初七日(しょなのか) – 亡くなってから7日目
  • 二七日(ふたなのか) – 14日目
  • 三七日(みなのか) – 21日目
  • 四七日(よなのか) – 28日目
  • 五七日(いつなのか) – 35日目
  • 六七日(むなのか) – 42日目
  • 七七日(四十九日)(なななのか/しじゅうくにち) – 49日目

現在では、初七日は葬儀当日に繰り上げて行うことが多く、四十九日法要が忌明けの区切りとして重視されています。

年忌法要(ねんきほうよう)

四十九日以降、決まった年に行われる法要です。

  • 一周忌 – 亡くなってから満1年
  • 三回忌 – 満2年(亡くなった年を1回目と数える)
  • 七回忌 – 満6年
  • 十三回忌 – 満12年
  • 十七回忌 – 満16年
  • 二十三回忌 – 満22年
  • 二十七回忌 – 満26年
  • 三十三回忌 – 満32年(弔い上げとすることが多い)

三十三回忌または五十回忌をもって「弔い上げ(とむらいあげ)」とし、以降の法要を行わないことが一般的です。

日常会話での使い分け

厳密には「法要」と「法事」は異なりますが、日常会話ではほぼ同じ意味で使われることも多いです。

ただし、以下のような場面では使い分けを意識すると良いでしょう。

「法要」を使う場面

  • 僧侶への依頼 – 「四十九日法要をお願いしたい」
  • 儀式そのものを指すとき – 「法要は何時から始まりますか」

「法事」を使う場面

  • 親族への連絡 – 「来月、祖父の法事があります」
  • 会食を含めた行事全体を指すとき – 「法事のあと、食事会を予定しています」

よくある質問

Q
「法事」と「法要」、どちらを使えばいい?
A
日常会話ではどちらを使っても通じます。ただし、儀式そのものを指すときは「法要」、会食などを含めた行事全体を指すときは「法事」を使うとより正確です。
Q
「三回忌」は亡くなってから何年目?
A
亡くなってから満2年目です。年忌法要は亡くなった年を1回目と数えるため、「三回忌」は3年目ではなく2年目に行います。同様に「七回忌」は満6年目です。
Q
「弔い上げ」とは?
A
年忌法要の最後の法要のことで、これをもって故人の供養を終了とします。一般的には三十三回忌または五十回忌を弔い上げとすることが多いです。
Q
「お斎(おとき)」とは?
A
法要のあとに参列者でとる会食のことです。故人を偲びながら食事をともにすることで、供養になるとされています。「斎」は本来、精進料理を意味します。