膠着
こうちゃく
かんたんに言うと
「膠着」は、物事が固まって動かなくなること、事態が進展しない状態を意味します。「膠着状態」の形でよく使われます。
「膠着」の意味
「膠着」には主に2つの意味があります。
1. 物がしっかりくっついて離れないこと
膠(にかわ)で貼り付けたように、物と物が固着して離れない状態を指します。
2. 事態が固定して進展しないこと
物事が動かなくなり、変化や進展が見られない状態を表します。交渉や議論、戦況などが行き詰まって身動きが取れない様子に使われます。
現代では2の意味で使われることが多く、「膠着状態」「膠着する」といった形で用いられます。
読み方・表記
「膠着」の読み方は「こうちゃく」です。
「膠」は音読みで「コウ」と読みます。この漢字は常用漢字外であるため、難読語として知られています。
「膠」の訓読みは「にかわ」で、動物の皮や骨を煮て作る接着剤を意味します。
使い方と例文
「膠着」を使った例文
- 労使交渉は膠着状態に陥り、進展の見通しが立たない。
- 両チームとも守備を固め、試合は膠着した展開となった。
- 長引く紛争は膠着し、和平交渉の糸口が見えない。
- 議論が膠着したため、第三者の意見を求めることになった。
語源・由来
「膠着」は、「膠」(にかわ)と「着」(くっつく)から成る言葉です。
「膠」とは、動物の皮・骨・腱などを水で煮て作る天然の接着剤のこと。古くから木工や絵画、製本などに使われてきました。膠は乾燥すると非常に強力に接着し、簡単には剥がれません。
この「膠で貼り付けたように固まって動かない」というイメージから、物事が進展せず固定した状態を「膠着」と表現するようになりました。
類語・関連語
よくある質問
Q
「膠着状態」と「停滞」の違いは?
「膠着状態」と「停滞」の違いは?
A
「膠着状態」は対立する双方が動けない状態を強調し、「停滞」は単に物事が進まない状態を指します。交渉や戦況など、相手がいる場面では「膠着」がよく使われます。
「膠着状態」は対立する双方が動けない状態を強調し、「停滞」は単に物事が進まない状態を指します。交渉や戦況など、相手がいる場面では「膠着」がよく使われます。
Q
「膠着語」とは何ですか?
「膠着語」とは何ですか?
A
言語学の用語で、語幹に接辞(接頭辞・接尾辞)を次々とくっつけて文法関係を表す言語のことです。日本語やトルコ語、韓国語などが膠着語に分類されます。「膠着」の「くっつく」という意味から名付けられました。
言語学の用語で、語幹に接辞(接頭辞・接尾辞)を次々とくっつけて文法関係を表す言語のことです。日本語やトルコ語、韓国語などが膠着語に分類されます。「膠着」の「くっつく」という意味から名付けられました。
Q
「膠」の読み方は「こう」以外にもある?
「膠」の読み方は「こう」以外にもある?
A
音読みは「コウ」、訓読みは「にかわ」です。「膠」単独で使う場合は「にかわ」と読み、接着剤を意味します。熟語では「コウ」と読むことがほとんどです。
音読みは「コウ」、訓読みは「にかわ」です。「膠」単独で使う場合は「にかわ」と読み、接着剤を意味します。熟語では「コウ」と読むことがほとんどです。