派遣
はけん
かんたんに言うと
「派遣」は、人や物を他の場所に送り出すことです。ビジネスでは、派遣会社から労働者を受け入れて働いてもらう「労働者派遣」の意味でよく使われます。
「派遣」の意味
「派遣」には主に2つの意味があります。
1. 人や物を送り出すこと
本来の意味は、人や物を目的地に向けて送り出すことです。「使節団を派遣する」「援助物資を派遣する」のように使います。外交や軍事、災害支援などの文脈でよく用いられます。
2. 労働者派遣
ビジネスの文脈では、派遣会社(派遣元)が雇用する労働者を派遣先企業に送り、派遣先の指揮命令のもとで働かせることを指します。この意味での「派遣」は、労働者派遣法によって規定されています。
読み方・表記
「派遣」の読み方は「はけん」です。
「派」は「分かれる」「グループ」を意味し、「遣」は「つかわす」「送る」を意味します。両方の漢字を音読みで読みます。
関連する熟語として、以下のようなものがあります。
- 派遣社員(はけんしゃいん)- 派遣契約で働く労働者
- 派遣先(はけんさき)- 派遣労働者を受け入れる企業
- 派遣元(はけんもと)- 派遣労働者を雇用する派遣会社
- 派遣切り(はけんぎり)- 派遣契約を打ち切ること
使い方と例文
「派遣」を使った例文
- 政府は被災地に救援チームを派遣した。
- 彼女は派遣社員として3年間勤務している。
- 国連は平和維持軍を紛争地域に派遣することを決定した。
- 繁忙期に備えて、派遣スタッフを増員する予定だ。
- 海外支社に技術者を派遣して、現地スタッフの教育を行う。
語源・由来
「派遣」は「派」と「遣」を組み合わせた漢語です。
「派」という漢字は、川の水が分かれて流れる様子を表す象形文字に由来します。そこから「分かれる」「グループ」という意味が生まれました。
「遣」は「つかわす」「送る」という意味の漢字です。「遣唐使」(けんとうし)のように、古くから人を送り出す意味で使われてきました。
労働者派遣という意味での「派遣」は、1985年に労働者派遣法が制定されて以降、広く使われるようになりました。
類語・関連語
よくある質問
Q
「派遣」と「出向」の違いは?
「派遣」と「出向」の違いは?
A
「派遣」は派遣会社との雇用関係のみを維持します。「出向」は出向元との雇用関係を維持しつつ、出向先とも雇用関係を結ぶ形態(在籍出向)が一般的です。
「派遣」は派遣会社との雇用関係のみを維持します。「出向」は出向元との雇用関係を維持しつつ、出向先とも雇用関係を結ぶ形態(在籍出向)が一般的です。
Q
「派遣」の反対語は?
「派遣」の反対語は?
A
明確な反対語はありませんが、労働の文脈では「直接雇用」が対比される概念です。人を送り出す意味では「受け入れ」「招聘(しょうへい)」が対応します。
明確な反対語はありませんが、労働の文脈では「直接雇用」が対比される概念です。人を送り出す意味では「受け入れ」「招聘(しょうへい)」が対応します。