盆地
ぼんち
かんたんに言うと
「盆地」は、周囲を山地や丘陵に囲まれた、周辺よりも低く平らな地形のことです。お盆のような形状をしていることが名前の由来です。
「盆地」の意味
「盆地」には以下の意味があります。
1. 地形としての意味
周囲を山地や丘陵に囲まれた、周辺よりも低く平らな地形を指します。規模は大小様々で、主に地殻変動(地盤の沈降や周囲の隆起)によって形成されます。
2. 成因による分類
盆地は成因によって侵食盆地と構造盆地に分類されます。構造盆地はさらに断層盆地、撓曲盆地などに分けられます。日本の主要な盆地(長野盆地、甲府盆地など)の多くは構造盆地です。
読み方・表記
「盆地」の読み方は「ぼんち」です。
「盆」は音読みで「ボン」、訓読みはありません。「地」は音読みで「チ・ジ」、訓読みで「つち」と読みます。
なお、中国語の「盆」は日本の「お盆(トレー)」のような浅い器ではなく、やや深みのある器を指します。盆地の形状はこの深い器に似ています。
使い方と例文
「盆地」を使った例文
- 京都は三方を山に囲まれた盆地に位置している。
- 甲府盆地は夏の暑さで知られ、日本の最高気温を記録したこともある。
- 山形盆地ではさくらんぼの栽培が盛んだ。
- 盆地特有の気候を活かして、果樹栽培が発達した地域も多い。
語源・由来
「盆地」は、中国語で「やや深みのある器」を意味する「盆」に由来します。周囲を山に囲まれてくぼんだ形状が、まるで器の底のように見えることからこの名がつきました。
日本の辞書や教科書に「盆地」という言葉が現れたのは大正時代に入ってからのことです。国内の盆地内にある平野や都市に視座を置いた、人文地理的な定義として定着しました。
英語では「basin」に対応しますが、basinは流域や海盆なども含む広い概念であり、日本の「盆地」の定義とは必ずしも一致しません。
類語・関連語
よくある質問
Q
盆地の気候にはどんな特徴がありますか?
盆地の気候にはどんな特徴がありますか?
A
盆地は周囲の山が風を遮るため空気が滞留しやすく、夏は暑く冬は寒い傾向があります。気温の日較差・年較差が大きいのが特徴です。また、夜間に冷気が溜まる「冷気湖」が形成されやすく、霧が発生しやすいという特徴もあります。
盆地は周囲の山が風を遮るため空気が滞留しやすく、夏は暑く冬は寒い傾向があります。気温の日較差・年較差が大きいのが特徴です。また、夜間に冷気が溜まる「冷気湖」が形成されやすく、霧が発生しやすいという特徴もあります。
Q
日本で有名な盆地にはどのようなものがありますか?
日本で有名な盆地にはどのようなものがありますか?
A
代表的なものとして、京都盆地、奈良盆地、甲府盆地、長野盆地、松本盆地、山形盆地、福島盆地などがあります。果樹栽培が盛んな盆地が多いのが特徴です。
代表的なものとして、京都盆地、奈良盆地、甲府盆地、長野盆地、松本盆地、山形盆地、福島盆地などがあります。果樹栽培が盛んな盆地が多いのが特徴です。