遺伝子
いでんし
目次
  1. 「遺伝子」の意味
  2. 読み方・表記
  3. 使い方と例文
  4. 語源・由来
  5. 類語・関連語
  6. よくある質問
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かんたんに言うと

「遺伝子」は、DNAの中でタンパク質を作るための設計図となる領域のことです。目の色や血液型など、生物の特徴(形質)を決める情報が書かれています。

「遺伝子」の意味

遺伝子とは、DNAの塩基配列のうち、特定のタンパク質を作るための情報が書かれた領域のことです。生物の「設計図」とも呼ばれ、親から子へ受け継がれる遺伝情報の基本単位です。

ヒトには約2万〜2万3000個の遺伝子があるとされています。ただし、遺伝子はDNA全体のわずか約2%に過ぎません。残りの約98%は、遺伝子の発現を調節する領域や、機能がまだ解明されていない領域などです。

遺伝子の働き

遺伝子は、タンパク質を作るための「レシピ」のような役割を果たします。

  • 遺伝子の情報がRNAに写し取られる(転写)
  • RNAの情報をもとにタンパク質が作られる(翻訳)
  • タンパク質が体の構造や機能を決める

読み方・表記

「遺伝子」の読み方「いでんし」です。

英語では「gene(ジーン)」といいます。「遺伝子」は英語「gene」の訳語として作られた言葉です。

使い方と例文

「遺伝子」を使った例文
  • 目の色は遺伝子によって決まる。
  • がんに関連する遺伝子が発見された。
  • 遺伝子検査で病気のリスクを調べられる。
  • 遺伝子組み換え食品の安全性が議論されている。

語源・由来

遺伝子は英語の「gene(ジーン)」の訳語です。「gene」はギリシャ語の「genos(生まれ、種族)」に由来し、1909年にデンマークの植物学者ヴィルヘルム・ヨハンセンが命名しました。

日本語の「遺伝子」は、「遺伝」する「因子」という意味で作られた訳語です。

類語・関連語

よくある質問

Q
「遺伝子」と「DNA」の違いは?
A
DNAは遺伝情報を記録した物質そのもの、遺伝子はDNAの中でタンパク質を作る設計図となる領域です。遺伝子はDNAの一部(約2%)に過ぎません。
Q
ヒトの遺伝子は何個ある?
A
ヒトには約2万〜2万3000個の遺伝子があるとされています。ヒトゲノム計画によって、当初の予想(10万個)より大幅に少ないことが分かりました。
Q
「遺伝子組み換え」とは?
A
ある生物の遺伝子を別の生物に導入する技術のことです。害虫に強い作物や、特定の成分を多く含む食品などを作るために使われています。