上訴
じょうそ
目次
  1. 「上訴」の意味
  2. 読み方・表記
  3. 使い方と例文
  4. 語源・由来
  5. 上訴の種類
  6. 「上訴権の放棄」とは
  7. 類語・関連語
  8. よくある質問
かんたんに言うと

「上訴」は、裁判所の判断に対して上級裁判所に不服を申し立てる手続きの総称です。控訴・上告・抗告をまとめて「上訴」と呼びます。

「上訴」の意味

「上訴」裁判所の判断に不服がある場合に、上級の裁判所に再審理を求める法的手続きの総称です。

具体的には、以下の3つの手続きを含みます。

  • 控訴:第一審の判決に対する不服申立て
  • 上告:第二審の判決に対する不服申立て
  • 抗告:決定・命令に対する不服申立て

ニュースなどで「上訴を検討」と報じられた場合、文脈によって控訴を指すのか上告を指すのかが異なります。

読み方・表記

読み方は「じょうそ」です。

「上」は「上級の」、「訴」は「訴える」を意味します。上級の裁判所に訴えるという意味から、この語が使われています。

使い方と例文

「上訴」を使った例文
  • 被告側は上訴するかどうか検討している。
  • 検察は上訴を断念し、無罪が確定した。
  • 上訴期限は判決から14日以内である。
  • 上訴審で判決が覆る可能性は低いとみられる。
  • 弁護団は上訴の方針を明らかにした。

語源・由来

「上訴」は「上」(上級)と「訴」(訴える)から成る法律用語です。

下級裁判所の判断に不服がある場合に、上級裁判所に「訴える」という意味を持ちます。日本の近代的な裁判制度が整備された明治時代から使われている用語です。

上訴の種類

上訴には以下の3種類があり、それぞれ対象と申立先が異なります。

種類 対象 申立先
控訴 第一審の判決 高等裁判所
上告 第二審の判決 最高裁判所
抗告 決定・命令 上級裁判所

「上訴権の放棄」とは

判決を受けた当事者が、控訴や上告をする権利を自ら放棄することを「上訴権の放棄」といいます。上訴権を放棄すると、判決が直ちに確定します。

刑事事件では、被告人が有罪判決を受け入れて早期に刑を終えたい場合などに、上訴権を放棄することがあります。

類語・関連語

よくある質問

Q
「上訴」の読み方は?
A
「じょうそ」と読みます。「上」は「ジョウ」、「訴」は「ソ」と音読みします。
Q
「上訴」と「上告」の違いは?
A
「上訴」は控訴・上告・抗告の総称です。「上告」は上訴の一種で、第二審判決に対して最高裁判所へ申し立てる手続きを指します。
Q
「上訴審」とは何を指す?
A
上訴を受けて審理をおこなう裁判のことです。控訴審(高等裁判所)や上告審(最高裁判所)がこれにあたります。第一審に対して「上級審」とも呼ばれます。