「劇場版」は、テレビアニメやドラマなど既存の作品を元にして、劇場で上映するために新たに制作された作品のことです。テレビ版との区別を明確にするための表現です。
「劇場版」の意味
「劇場版」には主に1つの意味があります。
既存作品の劇場公開版
劇場版(げきじょうばん)とは、テレビアニメ、テレビドラマ、漫画など既に存在する作品を元にして、映画館(劇場)で上映するために新たに制作された作品を指します。
「劇場版」という言葉には、原作やテレビシリーズとの区別を明確にするという役割があります。テレビで放送されたシリーズとは別に、劇場用に作られた特別な作品であることを示します。
劇場版には以下のようなパターンがあります。
1. 完全新作
テレビシリーズとは独立した新しいストーリーを劇場用に制作したもの。
2. 総集編
テレビシリーズの重要な場面を再編集し、新規カットを加えて劇場用に仕上げたもの。
3. リメイク版
テレビ版を大幅に作り直し、劇場クオリティで再構成したもの。
読み方・表記
「劇場版」の読み方は「げきじょうばん」です。
「劇場」は「映画館」のことを指し、「版」は「バージョン・版型」を意味します。つまり「劇場版」は「劇場で上映するために作られたバージョン」という意味になります。
英語では以下のように表記されます。
- Theatrical Version – 直訳的な表現
- The Movie – タイトルとして使われることが多い
- Theater Edition – 版という意味を含む表現
例:「劇場版NARUTO」→「NARUTO: The Movie」
使い方と例文
- 劇場版エヴァンゲリオンをIMAXで見た。
- テレビで見ていたアニメの劇場版が公開される。
- 劇場版は作画のクオリティが段違いだ。
語源・由来
「劇場版」という言葉が広まったのは、1970年代後半のテレビアニメ映画化ブームがきっかけです。
1977年に「宇宙戦艦ヤマト」のテレビシリーズを再編集した映画が公開され、大ヒットを記録しました。このとき、テレビで放送されたシリーズと区別するために「劇場版」という言葉が使われるようになったとされています。
翌1978年には完全新作の「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち」が公開され、テレビアニメの劇場版ブームが起こりました。これ以降、アニメやドラマの映画化作品に「劇場版」という表記が定着していきました。
「劇場」という言葉は、もともと演劇や映画を上映する建物(映画館)を指します。「劇場で上映するために作られた特別版」という意味で「劇場版」という表現が生まれました。
類語・関連語
よくある質問
「劇場版」と「映画」の違いは?
「劇場版」は既存作品(テレビアニメやドラマなど)の映画化を指し、「映画」は映画館で上映される作品全般を指します。「劇場版」は「映画」の一種ですが、原作があることを明示する表現です。
「劇場版」を使う作品例は?
「劇場版NARUTO」「劇場版エヴァンゲリオン」「劇場版ガンダム」「劇場版けいおん!」などがあります。アニメだけでなく、「劇場版おっさんずラブ」のようにドラマの映画化にも使われます。
「劇場版」と「映画版」の違いは?
ほぼ同じ意味ですが、アニメでは「劇場版」が圧倒的に多く使われます。「映画版」はドラマや舞台作品の映画化を指すこともあります。