目次
  1. 「ビスケット」の意味と特徴
  2. 「クッキー」の意味と特徴
  3. 「サブレ」の意味と特徴
  4. 語源・由来
  5. 日本独自の基準について
  6. 国による呼び方の違い
  7. よくある質問
結論

日本で、全国ビスケット協会の基準により区別されています。「ビスケット」は糖分・脂肪分が40%未満の焼き菓子の総称。「クッキー」は糖分・脂肪分が40%以上で手作り風の外観のもの。「サブレ」はバターの比率が高く、サクサク・ホロホロした食感が特徴のフランス菓子です。ただし、この基準は法的なものではなく業界の自主規制です。

ビスケット

びすけっと
焼き菓子の総称
糖分・脂肪分40%未満

クッキー

くっきー
手作り風の外観
糖分・脂肪分40%以上

サブレ

さぶれ
バターの比率が高い
ホロホロした食感
項目 ビスケット クッキー サブレ
発祥 イギリス アメリカ フランス
糖分・脂肪分 40%未満 40%以上 (定義なし)
バターの比率 小麦粉の約1/2 小麦粉の約1/2 小麦粉とほぼ同量
食感 かため、カリカリ サクサク、ほろっと 軽い、ホロホロ
語源 「二度焼いた」 「小さなお菓子」 「砂」

「ビスケット」の意味と特徴

「ビスケット」とは、小麦粉・砂糖・油脂・乳製品などから作られる焼き菓子の総称です。イギリスから伝わったとされ、日本では全国ビスケット協会の基準で「糖分と脂肪分が全体の40%未満のもの」と定義されています。

クッキーに比べて砂糖や油脂が控えめで、生地の水分量が多いため、かためでカリカリとした食感に焼き上がります。表面に穴(ピケ)が開いているのも特徴の一つです。

広い意味では、クッキーやサブレ、クラッカー、乾パンなども「ビスケット」に含まれます。

「ビスケット」を使った例文
  • 紅茶と一緒にビスケットを食べた。
  • 子どものおやつにビスケットを買った。
  • イギリスでは焼き菓子全般をビスケットと呼ぶ。

「クッキー」の意味と特徴

「クッキー」とは、アメリカから伝った焼き菓子です。日本では全国ビスケット協会の基準で「糖分と脂肪分が全体の40%以上で、手作り風の外観を持つもの」と定義されています。

ビスケットより砂糖や油脂が多く使われるため、サクサクとした食感で口の中でほろっと崩れる特徴があります。卵や乳製品、ナッツ、はちみつなどを使って風味をつけたものが多いです。

日本では「クッキー」は高級品というイメージがあり、この基準はビスケットとの差別化のために1971年に設けられました。

「クッキー」を使った例文
  • 手土産にチョコチップクッキーを買った。
  • 子どもと一緒にクッキーを手作りした。
  • アメリカでは焼き菓子全般をクッキーと呼ぶ。

「サブレ」の意味と特徴

「サブレ」とは、フランス発祥の焼き菓子です。全国ビスケット協会には明確な定義がありませんが、一般的にバターの比率が高いのが特徴で、小麦粉とバターがほぼ1:1の割合で作られます。

バターをたっぷり使うことでグルテンの形成が抑えられ、軽くてホロホロと崩れる食感になります。ベーキングパウダーを使わないのも一般的な特徴です。

日本の基準に当てはめると、糖分・脂肪分が40%以上になることが多いため、クッキーの一種として分類されます。

「サブレ」を使った例文
  • バターの風味が濃厚なサブレを贈り物にした。
  • 口の中でホロホロと崩れるサブレが好きだ。
  • 鳩の形をしたサブレが有名だ。

語源・由来

「ビスケット」の語源

「ビスケット」の語源は、ラテン語の「bis coctus(ビス コクトゥス)」で、「二度焼いた」という意味です。二度焼くことで水分を抜き、保存性を高めた焼き菓子が始まりとされています。これがフランス語の「biscuit(ビスキュイ)」となり、イギリスで「ビスケット」として広まりました。

「クッキー」の語源

「クッキー」の語源は、オランダ語の「koekje(クーキェ)」で、「小さなお菓子」という意味です。オランダからアメリカに伝わり、アメリカで「cookie」として定着しました。

「サブレ」の語源

「サブレ」の語源には諸説あります。フランス語で「砂」を意味する「sable(サブル)」に由来するという説が有名で、サクサクと崩れる食感が砂に似ていることからとされています。また、フランスのサブレという町が発祥地という説や、17世紀のサブレ侯爵夫人のレシピが元になったという説もあります。

日本独自の基準について

日本では1971年に全国ビスケット協会が、クッキーとビスケットを区別する基準を設けました。

  • クッキー:糖分・脂肪分が全体の40%以上、手作り風の外観
  • ビスケット:糖分・脂肪分が全体の40%未満

この基準が設けられた背景には、当時「クッキー」が高級品、「ビスケット」が安価なものというイメージがあり、消費者の混乱を防ぐ目的がありました。

ただし、この基準はJAS規格(日本農林規格)ではなく、業界団体の自主規制です。ほとんどの大手菓子メーカーは全国ビスケット協会に加盟しているため、スーパーで売られている商品にはこの基準が適用されていますが、法的な拘束力はありません。

国による呼び方の違い

ビスケットやクッキーの呼び方は、国によって大きく異なります。

  • アメリカ:焼き菓子全般を「クッキー」と呼ぶ。「ビスケット」はスコーンのようなパンを指す
  • イギリス:焼き菓子全般を「ビスケット」と呼ぶ。「クッキー」という言葉は一般的ではない
  • フランス:焼き菓子全般を「ビスキュイ」と呼ぶ。サブレはその一種

日本のように成分で明確に区別しているのは珍しく、海外では同じお菓子でも国によって呼び名が変わります。

よくある質問

Q
ビスケットとクッキー、どっちがカロリー高い?
A
一般的にクッキーの方がカロリーが高いです。クッキーは糖分・脂肪分が40%以上という基準があるため、ビスケットより砂糖やバターを多く含んでいます。
Q
サブレはクッキーの一種?
A
日本の基準に当てはめると、サブレは糖分・脂肪分が40%以上になることが多いため、クッキーの一種に分類されます。ただし、全国ビスケット協会にはサブレの明確な定義はありません。
Q
クッキーとビスケットの基準はJAS規格?
A
いいえ、JAS規格ではありません。全国ビスケット協会が定めた業界の自主基準です。法的な拘束力はなく、協会に加盟していない店舗はこの基準に従う必要がありません。
Q
海外で「ビスケット」と言ったら通じる?
A
イギリスでは通じますが、アメリカでは注意が必要です。アメリカで「ビスケット」というと、ケンタッキーフライドチキンのメニューにあるようなスコーン風のパンを指します。焼き菓子を指す場合は「クッキー」と言いましょう。