目次
  1. 「以下」の意味と使い方
  2. 「未満」の意味と使い方
  3. 語源・由来
  4. 覚え方のコツ
  5. 関連する表現
  6. よくある質問
結論

「以下」はその数を含む(10以下=10, 9, 8…)、「未満」はその数を含まない(10未満=9, 8, 7…)という違いがあります。「以」は「~から」という意味で基準を含み、「未満」は「いまだ満たず」で基準に達していないことを表します。

以下

いか
その数を含む
10以下 → 10, 9, 8…

未満

みまん
その数を含まない
10未満 → 9, 8, 7…
項目 以下 未満
基準の数 含む 含まない
不等号 ≦(しょうなりイコール) <(しょうなり)
英語 ○○ or less less than ○○
対義語 以上(含む) 超える・超過(含まない)
使用例 6歳以下無料 18歳未満お断り

「以下」の意味と使い方

「以下」基準となる数を含んで、それより下の範囲を表します。「10以下」といえば、10を含めて9, 8, 7…という意味になります。

「以」という漢字は「~から」「~をもって」という意味を持ち、その数を起点として含めることを表します。「以下」は「その数をもって下」、つまり「その数から下」という意味です。

数学や法律では「基準を含む」という厳密な定義で使われますが、日常会話では「あいつは小学生以下だ」のように基準を含まない使い方もされることがあります。

「以下」を使った例文
  • 6歳以下のお子様は入場無料です。(6歳も無料)
  • 室温を18度以下に保ってください。(18度も含む)
  • 3万円以下の罰金に処する。(3万円も含む)
  • 予算は100万円以下で考えています。
  • 小学生以下対象のイベントを開催します。

「未満」の意味と使い方

「未満」は基準となる数を含まず、それより下の範囲を表します。「10未満」といえば、10を含めずに9, 8, 7…という意味になります。

「未満」は「いまだ満たず」と読み下すことができ、その数にまだ達していないことを表します。18歳未満といえば、18歳にまだなっていない17歳以下を指します。

年齢制限や数量制限で「未満」が使われる場合は、その境界線がどこにあるかを正確に把握することが重要です。

「未満」を使った例文
  • 18歳未満の方は入場できません。(18歳はOK)
  • 20歳未満への酒類販売は禁止されています。(20歳はOK)
  • 5個未満の注文は送料がかかります。(5個以上は無料)
  • 領収書は3万円未満なら印紙不要です。(3万円は必要)
  • 少年法では20歳未満を少年とする。

語源・由来

「以」は甲骨文字では「手に物を持っている人」を象った象形文字で、「持つ」「用いる」という意味が原義です。そこから「~をもって」「~から」という起点を表す助詞として使われるようになりました。「以下」は「その数をもって下」、つまり「その数を起点として下」という意味です。

「未」は木の枝がまだ十分に伸びていない様子を表した象形文字で、「いまだ~ない」「まだ」という否定の意味を持ちます。「満」は「満ちる」「達する」という意味なので、「未満」は「いまだ満ちず」=「その数にまだ達していない」という意味になります。

覚え方のコツ

「以下」と「未満」の違いを覚えるには、「以」がつくと含むと覚えるのが簡単です。

  • 「以」がつく→ その数を含む(以上・以下・以内)
  • 「以」がつかない→ その数を含まない(未満・超える)

また、「友達以上恋人未満」というフレーズで覚える方法もあります。友達は含むけれど(以上)、恋人にはまだなっていない(未満)という意味で、「以上は含む」「未満は含まない」がわかりやすく表現されています。

漢字の意味から覚えるなら、「未満=まだ満ちていない=その数に達していない」と考えると忘れにくいでしょう。

関連する表現

「以下」「未満」と合わせて、範囲を表す表現を整理しておきましょう。

表現 基準の数 不等号
以上 含む 18歳以上→18歳OK
超える・超過 含まない 18歳を超える→19歳から
以下 含む 6歳以下→6歳OK
未満 含まない 18歳未満→17歳まで

ポイントは、「以上・以下」はペア(どちらも含む)、「超える・未満」はペア(どちらも含まない)という関係です。「18歳未満立入禁止」なら、その反対は「18歳以上」(18歳を含む)になります。

よくある質問

Q
「18歳未満お断り」は18歳も入れない?
A
いいえ、18歳は入れます。「未満」は基準の数を含まないので、「18歳未満」は17歳以下を指します。18歳は「18歳未満」に含まれません。
Q
「6歳以下無料」は6歳も無料?
A
はい、6歳も無料です。「以下」は基準の数を含むので、「6歳以下」は6歳、5歳、4歳…を指します。
Q
「以下」の反対は「以上」で合っている?
A
はい、「以下」の対義語は「以上」です。どちらも基準の数を含みます。一方、「未満」の対になる表現は「超える」「超過」で、どちらも基準の数を含みません。
Q
「小学生以下」と「小学生未満」の違いは?
A
「小学生以下」は小学生を含む(小学生と幼児)、「小学生未満」は小学生を含まない(幼児のみ)という違いがあります。「未就学児」は「小学生未満」と同じ意味です。
Q
英語ではどう表現する?
A
「以下」は「○○ or less」「○○ or younger」、「未満」は「less than ○○」「younger than ○○」と表現します。「or」がつくと含む、「than」だけだと含まないと覚えましょう。