「サブスク」は定額料金を支払ってサービスや商品を継続的に利用する仕組みで、いつでも解約可能なのが特徴です。「レンタル」は短期間(数時間〜数日程度)モノを借りるサービスで、中古品が多く使われます。「リース」は企業向けに新品の設備を長期間(数年単位)貸し出す仕組みで、原則として中途解約ができません。
| 項目 | サブスク | レンタル | リース |
|---|---|---|---|
| 契約期間 | 月単位が多い | 数時間〜数日 | 数年単位 |
| 対象 | サービス・商品 | モノ(中古が多い) | 設備・機器(新品) |
| 主な利用者 | 個人・法人 | 個人・法人 | 主に法人 |
| 中途解約 | 原則可能 | 可能 | 原則不可 |
| 料金体系 | 定額制 | 利用期間に応じて変動 | 定額制(総額は高め) |
| 代表例 | Netflix、Spotify | レンタカー、レンタルDVD | コピー機、社用車 |
「サブスク」の意味と使い方
「サブスク」は「サブスクリプション(subscription)」の略で、定額料金を支払うことで一定期間サービスや商品を利用できる仕組みを指します。もともとは新聞や雑誌の「定期購読」を意味する言葉でしたが、現在ではデジタルコンテンツから有形商品まで幅広い分野で使われています。
サブスクの最大の特徴は、いつでも解約できる柔軟性にあります。契約期間の「縛り」がないことが多く、ユーザーは必要なときだけ利用して、不要になれば解約できます。また、商品やサービスを「所有」するのではなく「利用する権利」を得るという考え方が根底にあります。
サブスクの代表的なサービス
- 動画配信:Netflix、Amazon Prime Video、U-NEXTなど
- 音楽配信:Spotify、Apple Music、LINE MUSICなど
- ソフトウェア:Adobe Creative Cloud、Microsoft 365など
- その他:食材宅配、洋服レンタル、カーシェアなど
- 動画配信のサブスクに加入してから、映画を見る機会が増えた。
- 音楽サブスクのおかげで、CDを買わなくなった。
- 最近は家具のサブスクサービスも人気だ。
「レンタル」の意味と使い方
「レンタル」は英語の「rental」から来た言葉で、代金を支払って商品を一定期間借りることを意味します。数時間から数日程度の短期間の利用を想定しており、レンタル会社が保有する在庫の中から選んで借りる形式が一般的です。
レンタルの対象となる商品は、多くの場合中古品です。同じ商品を不特定多数の人が繰り返し使用するため、購入するよりも割安で利用できるメリットがあります。一方で、自分の好みの商品を指定できないことが多く、選択肢が限られる場合もあります。
レンタルの代表的なサービス
- 乗り物:レンタカー、レンタサイクル
- 衣装:結婚式のドレス、成人式の振袖
- イベント用品:プロジェクター、音響機器
- 日用品:ベビー用品、介護用品
- 旅行先でレンタルカーを借りて観光した。
- 結婚式のドレスはレンタルで済ませた。
- イベント用のプロジェクターをレンタルする。
「リース」の意味と使い方
「リース」は英語の「lease」から来た言葉で、リース会社が顧客の希望する設備や機器を購入し、それを長期間にわたって貸し出す仕組みを指します。主に企業向けのサービスで、オフィスのコピー機やパソコン、社用車などが代表的な対象です。
リースの最大の特徴は、顧客が希望する商品を新品で調達してもらえる点です。レンタルと異なり、在庫から選ぶのではなく、自分が使いたい機種やスペックを指定できます。ただし、リース会社が顧客のために商品を購入するという性質上、原則として中途解約ができません。途中で解約する場合は、残りのリース料を一括で支払う必要があります。
リースの代表的な対象
- OA機器:コピー機、パソコン、サーバー
- 車両:社用車、営業車(カーリース)
- 産業機械:工作機械、建設機械
- オフィス家具:デスク、椅子、ロッカー
- 会社のコピー機はリース契約で導入した。
- 営業車をリースにすると、初期費用を抑えられる。
- リース期間は5年で契約している。
語源・由来
「サブスク」の語源は英語の「subscription」で、ラテン語の「subscribere」に由来します。「sub(下に)」と「scribere(書く)」を組み合わせた言葉で、もともとは契約書の下に署名することを意味していました。18世紀初頭頃から新聞や雑誌の「定期購読」という意味で使われるようになり、現代のビジネスモデルとしての「サブスク」に発展しました。日本では2019年にユーキャン新語・流行語大賞にノミネートされ、広く認知されるようになりました。
「レンタル」は英語の「rental」から来ており、動詞「rent」の名詞形です。「rent」はラテン語の「reddere(返す)」に由来し、「返すことを前提に借りる」というニュアンスがあります。日本では1980年代のレンタルビデオ店の普及とともに、一般的な言葉として定着しました。
「リース」は英語の「lease」から来ています。この言葉の歴史は古く、古代ローマ帝国時代にまで遡ります。当時は船や農地の長期賃貸を指す言葉として使われていました。現代的なリースビジネスは、1950年代のアメリカで発展し、日本には1960年代に導入されました。
サービスを選ぶときのポイント
「サブスク」「レンタル」「リース」はいずれも「借りる」サービスですが、利用目的や期間によって適したものが異なります。
サブスクが向いているケースは、継続的にサービスを利用したいが、いつでもやめられる柔軟性がほしい場合です。動画や音楽の配信サービスのように、毎日使うものにはサブスクが適しています。初期費用を抑えながら最新のサービスを利用できるのも魅力です。
レンタルが向いているケースは、一時的にモノが必要な場合です。旅行先での車や、結婚式のドレスなど、短期間しか使わないものはレンタルが経済的です。必要なときだけ借りて、使い終わったら返却できるため、保管場所も不要です。
リースが向いているケースは、企業が設備投資を行う際に、初期費用を抑えながら新品を導入したい場合です。購入すると一度に大きな資金が必要ですが、リースなら月々の支払いで済みます。また、リース料は経費として計上できるため、会計処理上のメリットもあります。
よくある質問
「サブスク」と「定額制」は同じ意味?
厳密には異なります。「定額制」は料金体系を指すのに対し、「サブスク」は継続的な利用権を得るビジネスモデル全体を指します。ただし、日常会話ではほぼ同じ意味で使われることが多いです。
「カーリース」と「カーシェア」の違いは?
「カーリース」は特定の車を長期間(数年単位)借りる契約で、自分専用の車として使えます。「カーシェア」は複数人で車を共有するサービスで、必要なときだけ短時間借りる形式です。カーシェアはサブスク型のサービスに近い性質があります。
「リース」は個人でも利用できる?
可能です。近年は個人向けのカーリースサービスも増えています。ただし、コピー機などの事務機器のリースは、法人向けが主流です。
「サブスク」は英語でも「サブスク」と言う?
英語では省略せず「subscription」と言います。「サブスク」という略語は日本独自の表現です。英語圏では「I have a subscription to Netflix」のように使います。