「立春」は二十四節気の第一で「春の始まり」を示す日です。「節分」は立春の前日で「季節を分ける」という意味を持ちます。つまり、立春が決まると節分も自動的に決まるという関係にあります。節分は「2月3日固定」と思われがちですが、実際は立春の日付によって変動します。
| 項目 | 節分 | 立春 |
|---|---|---|
| 暦の分類 | 雑節 | 二十四節気 |
| 意味 | 季節を分ける日 | 春の始まりの日 |
| 日付(2026年) | 2月3日 | 2月4日 |
| 旧暦での位置づけ | 大晦日に相当 | 元日に相当 |
| 代表的な行事 | 豆まき、恵方巻 | 立春大吉のお札 |
「節分」の意味と使い方
「節分」は、文字通り「季節を分ける」という意味を持つ日で、雑節の一つに数えられます。雑節とは、二十四節気以外で季節の変わり目を示す暦日のことで、彼岸・土用・八十八夜なども雑節に含まれます。
本来、節分は立春・立夏・立秋・立冬の前日すべてを指し、年に4回ありました。しかし、旧暦では立春が一年の始まりとされていたため、立春前日の節分は「年越し」に相当する特別な日として重視されるようになりました。江戸時代以降、節分といえば立春の前日を指すようになり、現在に至っています。
節分には、邪気を払い福を招くための行事として豆まきが行われます。「鬼は外、福は内」の掛け声で豆をまくのは、新しい年を迎える前に厄を払う意味があります。
- 節分の夜に家族で豆まきをした。
- 今年の節分は2月3日だ。
- 節分には恵方巻を食べる習慣が広まっている。
「立春」の意味と使い方
「立春」は、二十四節気の第一で、暦の上で春が始まる日を指します。二十四節気とは、太陽の動きをもとに一年を24等分した暦で、季節の変化を知るための指標として古代中国で考案されました。
「立春」は「春が立つ(始まる)」という意味で、冬至と春分のちょうど中間にあたります。現在の暦では毎年2月3日または4日頃になります。実際にはまだ寒い時期ですが、暦の上ではこの日から春が始まり、立夏の前日までが「春」とされます。
旧暦では立春の頃に元日が巡ってくることが多かったため、立春は新年の始まりとしても捉えられていました。お正月の挨拶に「迎春」「新春」という言葉を使うのは、この名残です。
- 立春を過ぎると少しずつ日が長くなる。
- 暦の上では立春だが、まだまだ寒い日が続く。
- 立春の朝、門に「立春大吉」のお札を貼った。
語源・由来
「節分」の「節」は季節の節目、「分」は分けるという意味で、季節が移り変わる境目の日を表しています。もともとは四季それぞれの始まり(四立)の前日すべてを指していました。
「立春」の「立」は「始まる」「起こる」という意味で、「春が立つ(始まる)」ことを表しています。二十四節気には同様に「立夏」「立秋」「立冬」があり、それぞれの季節の始まりを示します。
節分の日付は変動する
「節分は2月3日」と思っている人は多いですが、実は固定ではありません。節分は「立春の前日」と定義されているため、立春の日付が変われば節分も変わります。
立春は太陽の黄経が315度になる瞬間を含む日と定められており、地球の公転周期の関係で年によってわずかにずれが生じます。2021年には立春が2月3日となり、節分は2月2日になりました。これは1897年以来124年ぶりのことでした。
今後も数十年に一度程度、節分が2月2日や2月4日になる年があると予測されています。
それぞれの行事
節分の行事
- 豆まき:「鬼は外、福は内」と唱えながら炒り大豆をまき、邪気を払う
- 恵方巻:その年の恵方を向いて太巻きを丸かぶりする(関西発祥、全国に普及)
- 柊鰯(ひいらぎいわし):柊の枝に焼いた鰯の頭を刺して玄関に飾り、鬼除けとする
- 年の数だけ豆を食べる:無病息災を願って自分の年齢の数だけ豆を食べる
立春の行事
- 立春大吉のお札:縦書きにすると左右対称になる「立春大吉」の文字を門に貼り、厄除けとする
- 立春朝搾り:立春の朝に搾った新酒を縁起物として楽しむ
- 立春大吉豆腐:立春に白い豆腐を食べると邪気を払えるとされる
よくある質問
節分は年に何回ある?
本来は立春・立夏・立秋・立冬の前日で年4回ありますが、現在では立春前日の節分のみを指すのが一般的です。立春が一年の始まりとされていた旧暦の時代に、年越しにあたる立春前日の節分が特に重視されたためです。
「二十四節気」と「雑節」の違いは?
二十四節気は太陽の動きをもとに一年を24等分した暦で、立春・春分・夏至などが含まれます。雑節は二十四節気を補う形で日本で発達した暦日で、節分・彼岸・土用・八十八夜などが含まれます。
なぜ「暦の上では春」なのにまだ寒いの?
二十四節気は古代中国の内陸部で成立した暦で、当時の中国では立春の頃には暖かくなり始めていました。海に囲まれた日本では気候が異なり、立春を過ぎてもしばらく寒さが続きます。暦の春と体感の春にずれがあるのは、成立地の気候の違いによるものです。
節分と旧正月は同じ?
異なります。節分は太陽の動きで決まる「立春の前日」で、毎年ほぼ同じ日付です。旧正月は月の満ち欠けで決まる「旧暦1月1日」で、新暦では1月下旬〜2月中旬の間で毎年変動します。どちらも「年の変わり目」という点では共通しますが、基準となる暦が異なります。