目次
  1. 「中退」の意味と使い方
  2. 「退学」の意味と使い方
  3. 退学の種類
  4. 履歴書の書き方
  5. 「中退」と「退学」のイメージの違い
  6. よくある質問
結論

「中退」は「中途退学」の略で、自分の意思で学校を途中で辞めることを指します。「退学」は学校を辞めること全般を指し、自主退学だけでなく懲戒退学(処分)も含む広い概念です。「中退」は日常会話向けのカジュアルな表現、「退学」は正式・公式な表現です。

中退

ちゅうたい
中途退学の略
自分の意思で辞める

退学

たいがく
学校を辞めること全般
処分も含む
項目 中退 退学
正式名称 中途退学の略称 正式な用語
含まれる範囲 自主退学のみ 自主退学+懲戒退学+放校など
誰の意思か 本人 本人または学校
ニュアンス カジュアル・中立的 正式・やや重い印象も
使用場面 日常会話、自己紹介 公式書類、ニュース
履歴書での表記 ×(使わない) ○○大学 中途退学

「中退」の意味と使い方

中退(ちゅうたい)は「中途退学」の略で、自分の意思で学校を途中で辞めることを意味します。日常会話やカジュアルな場面でよく使われる表現です。

「大学中退」「高校中退」のように使い、自発的に辞めたニュアンスがあります。懲戒処分で辞めさせられた場合には通常使いません。

「中退」を使った例文
  • 大学を中退して起業した。
  • 中退後はアルバイトをしながら資格を取った。
  • 有名な作家には大学中退の人も多い。
  • 経済的な理由で中退を考えている。

「退学」の意味と使い方

退学(たいがく)は、卒業前に学校を辞めること全般を指す正式な用語です。自主退学だけでなく、懲戒退学(退学処分)や放校なども含む広い概念です。

公式書類やニュースでは「退学」が使われます。「退学処分」という言葉があるため、「中退」より重い印象を与えることもあります。

「退学」を使った例文
  • 退学届を教務課に提出した。
  • 不祥事により退学処分を受けた。
  • 退学を決める前に、一度相談してみてはどうか。
  • 彼女は病気のため退学を余儀なくされた。

退学の種類

「退学」には以下の種類があります。

自主退学(中途退学・中退)

本人の意思で学校を辞めることです。経済的な理由、進路変更、健康上の理由などがあります。一般的に「中退」と呼ばれるのはこれです。

懲戒退学(退学処分)

不祥事や規則違反により、学校から強制的に辞めさせられることです。最も重い懲戒処分で、いわゆる「クビ」に相当します。

放校

懲戒退学よりさらに重い処分で、在籍していた記録自体が抹消されます。復学は一切認められません。ただし、放校処分を設けている学校は少数です。

自動退学

学校の統合や廃校などにより、自動的に退学となる場合です。

履歴書の書き方

履歴書には「中退」ではなく「中途退学」と正式名称で書きます。

正しい書き方

  • ○○大学○○学部 中途退学
  • ○○大学○○学部 中途退学(経済的理由により)

避けるべき書き方

  • ○○大学○○学部 中退(略称は使わない)
  • 記載しない(学歴詐称になる)

退学した事実を隠して「高卒」とだけ書くと学歴詐称になるため、必ず「中途退学」と記載します。

「中退」と「退学」のイメージの違い

同じ意味でも、使う言葉によって印象が変わります。

表現 印象
大学中退 中立的。自分の意思で辞めた印象
大学を退学した やや重い。処分の可能性も感じさせる
大学を退学になった 処分で辞めさせられた印象

自己紹介などでは「大学中退です」の方が軽い印象を与えます。

よくある質問

Q
「中退」と「退学」は同じ意味?
A
厳密には異なります。「中退」は自分の意思で辞める場合のみを指しますが、「退学」は懲戒処分で辞めさせられる場合も含む広い概念です。ただし日常会話ではほぼ同じ意味で使われることも多いです。
Q
履歴書には「中退」と書いてもいい?
A
いいえ。履歴書には略称ではなく「中途退学」と正式名称で書きます。「○○大学○○学部 中途退学」と記載してください。
Q
「退学処分」と「中退」の違いは?
A
「退学処分」は学校から強制的に辞めさせられること(懲戒処分)、「中退」は自分の意思で辞めることです。まったく異なる状況を指します。
Q
「大学中退」の最終学歴は?
A
通俗的には「高卒」とされますが、履歴書には「○○大学 中途退学」と記載する必要があります。「高卒」とだけ書くと学歴詐称になります。