結論
「供給」は需要に応じて物やサービスを与えること、「提供」は相手に役立ててもらうために差し出すことを意味します。「電力を供給する」「サービスを提供する」のように使い分けます。「供給」は経済的・システム的なニュアンス、「提供」は善意・サービスのニュアンスが強い言葉です。
| 項目 | 供給 | 提供 |
|---|---|---|
| 意味 | 需要に応じて与える | 役立ててもらうため差し出す |
| ニュアンス | 経済的・システム的 | 善意・サービス |
| 対義語 | 需要 | (明確な対義語なし) |
| 主な対象 | 物資、エネルギー、労働力 | サービス、情報、機会 |
| 代表的な表現 | 需要と供給、電力供給 | サービス提供、情報提供 |
「供給」の意味と使い方
供給(きょうきゅう)は、需要に応じて物やサービスを与えることを意味します。「供」には「そなえる」、「給」には「与える」という意味があり、必要とされるものを届けるニュアンスがあります。
経済学の「需要と供給」の概念に代表されるように、市場やシステムにおいて、必要な量を満たすために物やサービスを流通させることを表します。
「供給」を使う場面
- エネルギー – 電力供給、ガス供給、石油供給
- 物資・資源 – 水道供給、食料供給、物資供給
- 経済 – 需要と供給、供給過剰、供給不足
- 労働 – 労働力の供給、人材供給
「供給」を使った例文
- 地震で電力供給がストップした。
- 需要と供給のバランスが崩れている。
- 被災地への物資供給が急務だ。
- 供給不足で価格が高騰した。
「提供」の意味と使い方
提供(ていきょう)は、金品・技術・サービスなどを、相手に役立ててもらうために差し出すことを意味します。「提」には「差し出す」、「供」には「そなえる」という意味があり、相手のために何かを差し出すニュアンスがあります。
サービス業やビジネスの場面でよく使われ、「サービスを提供する」「情報を提供する」のように、相手に価値あるものを届ける文脈で用いられます。また、テレビ番組のスポンサーを指す「番組提供」という使い方もあります。
「提供」を使う場面
- サービス – サービス提供、サービスを提供する
- 情報 – 情報提供、データ提供
- スポンサー – 番組提供、この番組は○○の提供でお送りします
- 機会・場 – 機会を提供、場を提供
使い分けのポイント
ニュアンスの違い
- 供給 → 経済的・システム的。必要量を満たすために流通させる
- 提供 → 善意・サービス。相手のために差し出す
同じ文を言い換えると
例えば「水」について:
- 「水を供給する」→ インフラとして必要量を届ける(水道供給)
- 「水を提供する」→ 相手のために差し出す(来客にお水を提供する)
迷ったときの判断基準
- 需要に応じて届ける → 「供給」
- 相手のために差し出す → 「提供」
- エネルギー・物資を届ける → 「供給」
- サービス・情報を届ける → 「提供」
よくある質問
Q
「供給」の対義語は?
「供給」の対義語は?
A
「需要」が対義語です。経済学では「需要と供給」(demand and supply)がセットで使われます。需要が供給を上回ると価格が上がり、供給が需要を上回ると価格が下がります。
「需要」が対義語です。経済学では「需要と供給」(demand and supply)がセットで使われます。需要が供給を上回ると価格が上がり、供給が需要を上回ると価格が下がります。
Q
「サービス」は「供給」「提供」どちらを使う?
「サービス」は「供給」「提供」どちらを使う?
A
「サービスを提供する」が一般的です。サービスは相手のために差し出すものなので、「提供」が適しています。ただし経済学的な文脈では「サービスの供給」と言うこともあります。
「サービスを提供する」が一般的です。サービスは相手のために差し出すものなので、「提供」が適しています。ただし経済学的な文脈では「サービスの供給」と言うこともあります。
Q
「この番組は○○の提供でお送りします」の意味は?
「この番組は○○の提供でお送りします」の意味は?
A
○○がスポンサーとして番組制作費を出していることを意味します。スポンサーが金銭的支援を「提供」することで、番組が放送できるという関係です。
○○がスポンサーとして番組制作費を出していることを意味します。スポンサーが金銭的支援を「提供」することで、番組が放送できるという関係です。
Q
「電力」は「供給」「提供」どちらを使う?
「電力」は「供給」「提供」どちらを使う?
A
「電力供給」「電力を供給する」が一般的です。電力はインフラとして需要に応じて届けるものなので、「供給」が適しています。
「電力供給」「電力を供給する」が一般的です。電力はインフラとして需要に応じて届けるものなので、「供給」が適しています。