目次
  1. 「作成」の意味と使い方
  2. 「作製」の意味と使い方
  3. 漢字で覚える使い分け
  4. 「制作」「製作」との違い
  5. よくある質問
結論

「作成」は文書・計画など形のないものを作ること、「作製」は図面・模型など形のあるものを作ることを意味します。「書類を作成する」「図面を作製する」のように使い分けます。迷ったら「成す」(完成させる)か「製する」(製造する)かで判断しましょう。

作成

さくせい
形のないものを作る
文書・計画・書類など

作製

さくせい
形のあるものを作る
図面・模型・標本など
項目 作成 作製
意味 文書・計画などを作ること 図面・物品などを作ること
対象 形のないもの・抽象的なもの 形のあるもの・具体的なもの
漢字の意味 成=なす、完成させる 製=こしらえる、製造する
具体例 書類、資料、計画、予算案 図面、模型、標本、試作品
ビジネスでの頻度 非常に高い 技術系で使用

「作成」の意味と使い方

作成(さくせい)は、文書・計画・書類など、形のないものや抽象的なものを作ることを意味します。「成」という漢字には「なす」「完成させる」という意味があり、内容を組み立てて完成させるニュアンスがあります。

ビジネスシーンで最もよく使われる「作る」の表現で、書類、資料、計画書、報告書、予算案など、オフィスワークで作るものの多くは「作成」を使います。

「作成」を使うもの

  • 文書 – 書類、契約書、報告書、議事録
  • 資料 – プレゼン資料、企画書、提案書
  • 計画 – 事業計画、予算案、スケジュール
  • リスト – 名簿、一覧表、目録
  • 文章 – 文面、原稿、メール
「作成」を使った例文
  • 会議用の資料を作成する。
  • 来期の予算案を作成した。
  • 書の作成を依頼する。
  • 報告書の作成が終わった。

「作製」の意味と使い方

作製(さくせい)は、図面・模型・標本など、形のあるものや具体的なものを作ることを意味します。「製」という漢字には「こしらえる」「製造する」という意味があり、実際に物を作り出すニュアンスがあります。

技術系の分野でよく使われ、設計図面、試作品、実験用の標本などを作る場面で用いられます。

「作製」を使うもの

  • 図面 – 設計図、製図、CADデータ
  • 模型 – 建築模型、試作模型
  • 標本 – 実験標本、サンプル
  • 試作品 – プロトタイプ、試作機
  • 器具 – 実験器具、専用器具
「作製」を使った例文
  • 建築模型を作製する。
  • 設計図面を作製した。
  • 実験用の標本を作製する。
  • 試作機の作製に1ヶ月かかった。

漢字で覚える使い分け

「作成」と「作製」の使い分けは、漢字の違いに注目すると覚えやすくなります。

  • 作成の「成」→「成す」「完成」→ 内容を組み立てて完成させる
  • 作製の「製」→「製造」「製品」→ 実際に物を作り出す

迷ったときの判断基準

  • 文書・書類・計画を作る → 「作成」
  • 図面・模型・標本を作る → 「作製」
  • 手に取れないもの → 「作成」
  • 手に取れるもの → 「作製」

「制作」「製作」との違い

「さくせい」と「せいさく」は、どちらも「作る」という意味ですが、使う場面が異なります。

読み 表記 主な対象
さくせい 作成 文書、計画、書類
作製 図面、模型、標本
せいさく 制作 映画、番組、芸術作品
製作 家具、機械、工芸品

よくある質問

Q
「資料」は「作成」「作製」どちら?
A
「資料作成」が正しい表現です。資料は文書・情報をまとめたもので、形のないもの(内容)を作り上げるため「作成」を使います。
Q
「図面」は「作成」「作製」どちら?
A
「図面作製」が一般的です。図面は物理的な成果物として作り出すため「作製」を使います。ただし、CADソフトなどで作る場合は「図面作成」と表現することもあります。
Q
「表」「グラフ」は「作成」「作製」どちら?
A
「表を作成する」「グラフを作成する」が一般的です。表やグラフはデータを整理・可視化したもので、内容を組み立てるという意味で「作成」を使います。
Q
「アカウント作成」「アカウント作製」どちら?
A
「アカウント作成」が正しい表現です。アカウントは形のないデジタル情報なので「作成」を使います。「ユーザー登録」「新規登録」とも言います。