目次
  1. 「推し」の意味と使い方
  2. 「担当」の意味と使い方
  3. 「本命」の意味と使い方
  4. 語源・由来
  5. 使い分けのポイント
  6. よくある質問
結論

いずれも「好きな人・応援している人」を指しますが、ニュアンスが異なります。「推し」は他人におすすめしたいほど好きな人やものを指す幅広い表現。「担当」は主に旧ジャニーズ(現STARTO)ファンの間で使れる言葉で、「推し」より愛情や覚悟が強いニュアンス。「本命」は複数いる好きな人の中で「一番」を指すときに使います。

推し

おし
おすすめしたいほど好きな人
幅広いジャンルで使える

担当

たんとう
応援しているメンバー
主にジャニーズ界隈で使用

本命

ほんめい
一番好きな人・第一候補
恋愛的ニュアンスも
項目 推し 担当 本命
基本的な意味 おすすめしたいほど好きな人 自分が応援するメンバー 一番好きな人・第一候補
主な使用界隈 全ジャンル共通 旧ジャニーズ(STARTO) 全般(恋愛でも使用)
愛情の強さ ライト〜ヘビー ヘビー(覚悟がある) 一番(最上位)
由来 「推す」(推薦する) 「情報収集を担当する」 競馬の優勝候補
略称 担、自担

「推し」の意味と使い方

「推し」他の人におすすめしたいほど好きな人やものを指す言葉です。「推す」(推薦する)という動詞が名詞化したもので、「この人を推薦したい」「応援したい」というニュアンスがあります。

アイドル、俳優、声優、アニメキャラクター、Vtuberなど、幅広いジャンルで使える汎用性の高い表現です。2010年代にAKB48の「推しメン(推しメンバー)」という言葉から広まり、現在ではオタク文化を超えて一般的に使われるようになりました。

「推し」は比較的ライトな印象があり、気軽に使える点が特徴です。複数の「推し」がいることも珍しくなく、「箱推し」(グループ全体を推す)という使い方もあります。

「推し」を使った例文
  • 私の推しは歌もダンスも上手いところが魅力です。
  • 新しいアニメを見て、推しが増えてしまった。
  • 推しのグッズを買いに遠征してきた。

「担当」の意味と使い方

「担当」は、グループの中で自分が応援している特定のメンバーを指す言葉です。主に旧ジャニーズ事務所(現STARTO ENTERTAINMENT)のファンの間で使われてきた表現で、略して「担」とも言います。

由来は「ユニットの中で○○くんを担当して情報を集めるね」という考え方から。ファン同士で情報を分担して集めていた文化が背景にあります。

「担当」は「推し」よりも愛情や覚悟が強いニュアンスを持ちます。「担当になる」ということは、長くその人を応援し続ける前提があり、「何があっても応援する」という意味合いが込められています。「自担(自分の担当)」という言い方もよく使われます。

「担当」を使った例文
  • 私の担当は緑のメンバーカラーの子です。
  • 自担の舞台を観に行ってきた。
  • あの人、誰なんだろう?

「本命」の意味と使い方

「本命」は、その人にとっての第一候補・一番好きな人を指す言葉です。もともとは競馬などで優勝の第一候補を指す言葉で、そこから「一番望んでいる対象」という意味に広がりました。

オタク用語というより一般的な日本語ですが、推し活の文脈では「複数いる推しの中で一番好きな人」を指すときに使われます。また、恋愛的なニュアンスを含むことも多く、「ガチ恋」(本気で恋している状態)の対象を「本命」と呼ぶこともあります。

バレンタインデーの「本命チョコ」や、受験の「本命校」など、推し活以外の場面でも広く使われる言葉です。

「本命」を使った例文
  • 推しは何人かいるけど、本命はやっぱりこの人。
  • 本命のライブだけは絶対に外せない。
  • 彼女の本命はあのグループのセンターらしい。

語源・由来

「推し」の由来

「推し」は「推す」という動詞の名詞形です。「推す」には「推薦する」「強くすすめる」という意味があり、「他の人にもおすすめしたいほど好き」というニュアンスが残っています。

2000年代後半、AKB48の「推しメン(推しメンバー)」という言葉から広まったとされています。総選挙で応援するメンバーに投票する文化とともに、「推し」という言葉が定着しました。

「担当」の由来

「担当」は、ジャニーズファンの間で1990年代頃から使われてきた言葉です。ファン同士がグループのメンバーを「担当」し、それぞれが情報を集めて共有する文化が背景にあります。

「担当する」という責任感を伴う言葉であるため、「推し」よりも重い、覚悟のあるニュアンスが生まれました。

「本命」の由来

「本命」はもともと競馬用語で、レースで優勝が最も期待される馬(本命馬)を指していました。そこから転じて「第一候補」「一番望んでいる対象」という意味で使われるようになりました。

使い分けのポイント

3つの言葉は似ているようで、使う場面やニュアンスが異なります。

ジャンルで使い分ける

  • 旧ジャニーズ(STARTO):「担当」「自担」が一般的
  • K-POP:「推し」のほか「ペン」も使用
  • アニメ・ゲーム:「推し」が一般的
  • Vtuber:「推し」が一般的
  • 俳優・女優:「推し」が一般的

ニュアンスで使い分ける

  • 気軽に好きを表現したいとき:「推し」
  • 覚悟を持って応援していることを伝えたいとき:「担当」
  • 複数の中で一番であることを強調したいとき:「本命」

よくある質問

Q
「推し」と「担当」はどっちが愛情が強い?
A
一般的に「担当」の方が愛情や覚悟が強いニュアンスがあります。「担当」は長期的に応援する前提があり、「何があっても応援する」という意味合いが込められています。ただし、個人の感覚によって異なる場合もあります。
Q
ジャニーズファン以外が「担当」を使っても大丈夫?
A
使っても問題ありませんが、「担当」はジャニーズ界隈特有の文化として根付いている言葉です。他のジャンルでは「推し」を使う方が一般的で、自然に通じやすいでしょう。
Q
「本命」と「ガチ恋」の違いは?
A
「本命」は「一番好きな人」を指す言葉で、必ずしも恋愛感情を伴いません。一方「ガチ恋」は「本気で恋をしている」状態を指し、恋愛感情が前提です。「本命」に「ガチ恋」している、という使い方もできます。
Q
「自担」と「担当」の違いは?
A
意味は同じです。「自担」は「自分の担当」を略した言葉で、「私の自担は○○くんです」のように使います。「担当」も「担」と略して使うことが多いです。