「ライブ」は生演奏の公演を指し、ロックやポップスなどカジュアルな雰囲気のイベントに使われます。「コンサート」は演奏会全般を指し、クラシックやアイドルなどフォーマルな印象の公演に使われます。「フェス」は複数のアーティストが出演する大規模な音楽祭のことです。ライブとコンサートに厳密な定義はなく、アーティストの好みで使い分けられています。
| 項目 | ライブ | コンサート | フェス |
|---|---|---|---|
| 意味 | 生演奏の公演 | 演奏会・音楽会 | 音楽祭・音楽フェスティバル |
| 出演者 | 1組が基本 | 1組が基本 | 複数組 |
| 雰囲気 | カジュアル・熱狂的 | フォーマル・落ち着いた | お祭り・開放的 |
| よく使うジャンル | ロック、ポップス、バンド | クラシック、アイドル、演歌 | ロック、ポップス、EDMなど多様 |
| 観客スタイル | スタンディングが多い | 着席が多い | 自由に移動 |
| 開催期間 | 数時間 | 数時間 | 1日〜数日間 |
| 会場 | ライブハウス、ホールなど | ホール、アリーナなど | 野外会場が多い |
「ライブ」の意味と使い方
「ライブ」は、「ライブコンサート(live concert)」を略した言葉で、生演奏の公演を指します。録音や録画ではなく、アーティストがその場で演奏・歌唱するイベントのことです。
日本では、ロックやポップス、バンドなど、カジュアルで盛り上がる雰囲気の公演に「ライブ」という言葉が使われる傾向があります。観客が立って声援を送ったり、一緒に歌ったりする、熱狂的なイベントをイメージする人が多いでしょう。
なお、英語の「live」は「生(なま)」という意味であり、音楽イベントを指す言葉ではありません。海外で「ライブに行く」と言っても通じないので、「concert」や「gig(ギグ)」を使う必要があります。
- 来週、好きなバンドのライブに行く。
- 初めてライブハウスに足を運んだ。
- アンコールで会場が一体となった最高のライブだった。
「コンサート」の意味と使い方
「コンサート」は、演奏会・音楽会全般を指す言葉です。英語の「concert」がそのまま日本語として使われており、ジャンルを問わず音楽イベントを表すことができます。
日本では、クラシック、オーケストラ、アイドル、演歌など、フォーマルで落ち着いた雰囲気の公演に「コンサート」という言葉が使われる傾向があります。座席に座ってじっくり鑑賞するイベントをイメージする人が多いでしょう。
また、コンサートは必ずしも生演奏である必要はありません。かつては、レコードを聴かせる「レコードコンサート」や、演奏を撮影したフィルムを上映する「フィルムコンサート」もありました。
- クラシックのコンサートのチケットを予約した。
- 今年もアイドルグループのコンサートに参加する。
- 子ども向けのファミリーコンサートに家族で行った。
「フェス」の意味と使い方
「フェス」は「フェスティバル(festival)」の略で、複数のアーティストが出演する大規模な音楽祭を指します。「音楽フェス」「ロックフェス」「夏フェス」などとも呼ばれます。
ライブやコンサートが1組のアーティストを中心に開催されるのに対し、フェスは数十組ものアーティストが複数のステージで次々とパフォーマンスを行います。観客は自分の好みに合わせて観たいステージを選び、会場内を自由に移動できます。
野外で開催されることが多く、1日〜数日間にわたって行われます。音楽だけでなく、飲食ブースやグッズ販売、アート展示なども楽しめる「お祭り」のような雰囲気が特徴です。
- 今年の夏はフェスに初参加する予定だ。
- フェスで普段聴かないアーティストを知ることができた。
- 野外フェスは開放感があって楽しい。
語源・由来
「ライブ」の語源
「ライブ(live)」は英語で「生きている」「生の」という意味です。「ライブコンサート(live concert=生演奏の演奏会)」を略して「ライブ」と呼ぶようになりました。
かつて「レコードコンサート」や「フィルムコンサート」など生演奏ではないコンサートも存在したため、それらと区別するために「ライブ」という言葉が使われるようになったとされています。
「コンサート」の語源
「コンサート(concert)」は、ラテン語の「concertare(協調する・一致させる)」に由来します。複数の演奏者が調和のとれた演奏を行うことから、この名前がつきました。
「フェス」の語源
「フェス」は「フェスティバル(festival)」の略です。「festival」はラテン語の「festivus(祭りに関する)」に由来し、「祭典」「祝祭」を意味します。
音楽フェスの起源は、1969年にアメリカで開催された「ウッドストック・フェスティバル」とされています。日本では1997年の「FUJI ROCK FESTIVAL」を皮切りに、大規模な野外ロックフェスが定着しました。
使い分けのポイント
ライブとコンサートには厳密な定義がなく、アーティストやイベント主催者の好みで使い分けられています。ただし、一般的には以下のような傾向があります。
「ライブ」を使う場面
- ロックバンドやポップスの公演
- スタンディングで盛り上がるイベント
- ライブハウスなど小〜中規模の会場
- 観客との一体感を重視する公演
「コンサート」を使う場面
- クラシックやオーケストラの公演
- アイドルや演歌歌手の公演
- 座席に座ってじっくり鑑賞するイベント
- ホールやアリーナなど大規模な会場
「フェス」を使う場面
- 複数のアーティストが出演するイベント
- 野外で開催される大規模な音楽祭
- 1日〜数日間にわたるイベント
- 音楽以外の楽しみ(飲食、グッズなど)もあるイベント
よくある質問
「ライブ」は英語で通じる?
音楽イベントの意味で「live」とだけ言っても、英語圏では通じにくいです。「live concert」や「concert」、またはバンドの公演を指す「gig(ギグ)」を使うのが一般的です。
「ギグ」とはどういう意味?
「ギグ(gig)」は主に英語圏で使われる言葉で、バンドやミュージシャンのライブ演奏を指します。日本ではあまり一般的ではありませんが、音楽関係者の間では使われることがあります。
「リサイタル」と「コンサート」の違いは?
「リサイタル」は、1人または少人数のアーティストによる演奏会を指します。特にクラシック音楽のピアノ独奏会などで使われることが多く、「コンサート」よりも小規模で親密な雰囲気のイベントを指す傾向があります。
「ツアー」とはどういう意味?
「ツアー」は、アーティストが複数の都市や会場を回りながら公演を行うことを指します。「コンサートツアー」「ライブツアー」のように使われ、同じセットリストで各地を巡ることが多いです。