目次
  1. 「メタバース」の意味と使い方
  2. 「VR」の意味と使い方
  3. 語源・由来
  4. メタバースとVRの関係
  5. よくある質問
結論

「メタバース」はインターネット上に構築された仮想空間そのものを指し、「VR」は仮想現実を体験するための技術・手段を指します。メタバースは「場所」、VRは「技術」という違いがあり、メタバースを体験する方法の一つとしてVRが使われることがあります。

メタバース

めたばーす
インターネット上の仮想空間
アバターで交流する「場所」

VR

ぶいあーる
仮想現実を体験する技術
没入感を生み出す「手段」
項目 メタバース VR
意味 仮想空間そのもの(場所) 仮想現実を体験する技術(手段)
日本語訳 仮想空間 仮想現実
専用機器 不要(PC・スマホで可) 必要(VRゴーグルなど)
他者との交流 前提として含まれる 1人で楽しむものも多い
インターネット 必須 不要な場合もある
代表例 Fortnite、VRChat、Roblox VR映画、VRゲーム、訓練シミュレーション

「メタバース」の意味と使い方

「メタバース(Metaverse)」は、「超越した」を意味するギリシャ語の「meta」と、「宇宙・世界」を意味する「universe」を組み合わせた造語です。インターネット上に構築された3次元の仮想空間そのものを指します。

メタバースでは、ユーザーが自分の分身である「アバター」を操作し、他のユーザーと交流したり、買い物をしたり、イベントに参加したりといった社会的な活動を行います。現実世界のような経済活動やコミュニティ形成が可能な点が特徴です。

メタバースへのアクセスは、必ずしもVRゴーグルを必要としません。パソコンやスマートフォンからでも利用でき、VRゴーグルを使えばより没入感のある体験ができるという関係にあります。

代表的なメタバースサービス

  • Fortnite(フォートナイト) – バトルロイヤルゲームとして有名だが、ライブイベントなども開催
  • VRChat – アバターで交流するソーシャルVRプラットフォーム
  • Roblox(ロブロックス) – ユーザーがゲームを作成・共有できるプラットフォーム
  • Cluster(クラスター) – 日本発のメタバースプラットフォーム
  • あつまれ どうぶつの森 – 任天堂の人気ゲーム。VRゴーグル不要で楽しめる
「メタバース」を使った例文
  • メタバース上でアバターを使って友人と買い物を楽しんだ。
  • 大手企業がメタバース事業に次々と参入している。
  • メタバース内でバーチャルライブに参加した。

「VR」の意味と使い方

「VR」は「Virtual Reality(バーチャル・リアリティ)」の略で、日本語では「仮想現実」と訳されます。専用のゴーグル(ヘッドマウントディスプレイ)を装着し、360度の映像や立体音響によって、あたかも現実にいるかのような体験を可能にする技術です。

VRは「技術」や「手段」を指す言葉であり、メタバースのような「場所」を指すものではありません。VR技術は1968年頃から開発が始まっており、インターネットの登場以前から存在する概念です。

VRコンテンツには、1人で楽しむものも多くあります。たとえば、VR映画やバーチャル観光、危険を伴う作業の訓練シミュレーションなどは、他者との交流を必要としないVR体験です。

VRの主な活用分野

  • ゲーム・エンターテインメント – VRゲーム、VR映画、バーチャル観光
  • 訓練・研修 – 航空機パイロット、医療手術、危険作業のシミュレーション
  • 不動産 – VRモデルルーム、物件の内見
  • 教育 – 歴史的建造物の再現、科学実験の体験
「VR」を使った例文
  • VRゴーグルを装着すると、まるで宇宙にいるような体験ができた。
  • この航空会社でVRを使ったパイロット訓練を導入している。
  • VRで世界遺産をバーチャル観光した。

語源・由来

「メタバース」の語源

「メタバース」という言葉は、1992年にアメリカのSF作家ニール・スティーヴンスンが発表した小説『スノウ・クラッシュ』で初めて登場しました。作中に描かれた、人々がアバターとして活動する仮想世界が「Metaverse」と名付けられていたのです。

その後、2003年にサービス開始した『セカンドライフ』がメタバースの先駆けとして注目を集め、2021年にはFacebook社が社名を「Meta」に変更したことで、世界的に認知度が高まりました。

「VR」の語源

「Virtual Reality」という言葉は、1989年にアメリカの計算機科学者ジャロン・ラニアーによって広められたとされています。

しかしVR技術自体の歴史はさらに古く、1968年にアイヴァン・サザランドが開発した「The Sword of Damocles(ダモクレスの剣)」が、世界初のヘッドマウントディスプレイとされています。

メタバースとVRの関係

メタバースとVRは、対立する概念ではなく、組み合わせて使われることが多い関係にあります。

メタバースは「仮想空間」という場所を指し、VRはその空間を体験するための「技術」を指します。つまり、VRはメタバースを体験する手段の一つなのです。

ただし、以下の点に注意が必要です。

  • メタバースはVRゴーグルなしでも利用できる(PC・スマホからアクセス可能)
  • VRはメタバース以外でも使われる(VR映画、訓練シミュレーションなど)
  • VRを使えばメタバースをより没入感高く体験できる

「メタバース=VRが必須」というわけではなく、あくまでVRは体験をより豊かにするオプションの一つとして位置づけられています。

よくある質問

Q
メタバースを利用するにはVRゴーグルが必要?
A
必須ではありません。多くのメタバースサービスはパソコンやスマートフォンからアクセスできます。VRゴーグルを使えばより没入感のある体験が可能になりますが、あくまでオプションです。
Q
「VR」と「AR」の違いは?
A
VR(仮想現実)は現実世界を完全に遮断して仮想空間に没入する技術です。一方、AR(拡張現実)は現実世界にデジタル情報を重ねて表示する技術で、ポケモンGOなどが代表例です。
Q
メタバースの代表的なサービスは?
A
ゲーム系では「Fortnite」「Roblox」「あつまれ どうぶつの森」、SNS系では「VRChat」「Cluster」などが有名です。ビジネス向けのバーチャルオフィスサービスも増えています。
Q
「XR」とは何ですか?
A
XR(Extended Reality:拡張現実)は、VR・AR・MR(複合現実)など、現実と仮想を融合させる技術の総称です。メタバースを体験するための技術として、これらを含むXR全般が活用されています。