「パラリンピック」(ぱらりんぴっく)は、国際パラリンピック委員会(IPC)が主催する、障害のあるアスリートによる国際総合スポーツ大会のことです。オリンピック終了後に同じ都市で開催され、「もうひとつのオリンピック」とも呼ばれます。
「パラリンピック」の意味
「パラリンピック」は、身体障害・視覚障害・知的障害(一部競技)のある選手が参加する、4年に1度の国際総合スポーツ大会です。オリンピック競技大会の終了直後に同じ都市で開催されます。
競技の公平性を保つため、障害の種類や程度に応じた「クラス分け」が行われ、クラスごとにメダルが授与されるのが特徴です。車いすバスケットボール、ボッチャ、ゴールボールなど、パラリンピック独自の競技もあります。
当初はリハビリテーションの一環として始まりましたが、現在は世界トップレベルのアスリートが技術と記録を競う競技スポーツの最高峰へと発展しています。
読み方・表記
「パラリンピック」の読み方は「ぱらりんぴっく」です。英語では「Paralympic Games」または「Paralympics」と表記します。
略称として「パラ」「パラ五輪」が使われることもあります。「パラリンピック」が公式名称として使用されるようになったのは1988年のソウル大会からです。
使い方と例文
- パラリンピックでは、障害の程度に応じたクラス分けで競技が行われる。
- 彼は車いすテニスでパラリンピックの金メダルを目指している。
- 2000年のシドニーパラリンピック以降、オリンピック開催国での開催が義務づけられた。
語源・由来
「パラリンピック」という名前は、もともと「Paraplegia(下半身不随)」と「Olympic」を組み合わせた造語でした。1964年の東京大会の際に愛称として名づけられたのが始まりとされています。
しかし、大会が脊髄損傷者だけでなく、さまざまな障害を持つ選手に開かれるようになったことから、1985年以降は「Parallel(平行・もうひとつの)」と「Olympic」の組み合わせと解釈されるようになりました。「もうひとつのオリンピック」としてオリンピックと対等な存在であることを示しています。
パラリンピックの起源は1948年、イギリスのストーク・マンデビル病院でルードウィッヒ・グットマン博士が提唱したアーチェリーの競技会です。第二次世界大戦で脊髄を損傷した兵士のリハビリとして行われたこの大会は、1952年に国際大会へと発展し、1960年のローマ大会が第1回パラリンピックとされています。
類語・関連語
よくある質問
「パラリンピック」の「パラ」は何の略ですか?
現在は「Parallel(平行・もうひとつの)」の略と解釈されています。当初は「Paraplegia(下半身不随)」の略でしたが、参加対象が広がったことから解釈が変わりました。
パラリンピックはいつから始まりましたか?
パラリンピックの起源は1948年のストーク・マンデビル病院での競技会ですが、公式には1960年のローマ大会が第1回とされています。「パラリンピック」の名称が公式に使用されるようになったのは1988年のソウル大会からです。
パラリンピックの「クラス分け」とは何ですか?
障害の種類や程度に応じて選手をグループ分けする仕組みです。同程度の障害を持つ選手同士で競い合うことで公平性を確保し、クラスごとにメダルが授与されます。