「スケルトン」(すけるとん)は、小型の鉄製そりにうつ伏せの姿勢で乗り、頭を前にして氷のコースを滑走するウィンタースポーツです。英語で「骨組み」を意味し、そりの構造が骨組みだけのように簡素だったことに由来します。
「スケルトン」の意味
「スケルトン」には、スポーツとしての意味と、一般的な意味の2つがあります。
1. そり競技としてのスケルトン
うつ伏せの姿勢で頭を前にして小型の鉄製そりに乗り、氷のコースを滑走してタイムを競うウィンタースポーツです。ブレーキやハンドルはなく、体重移動とつま先の操作だけでそりを操ります。顔が氷面からわずか数センチの位置にあり、最高速度は130〜140km/hに達する危険度の高い競技です。
2. 一般的な意味
「スケルトン」には「骨格」「骨組み」「透けて見える構造」などの意味もあり、建築分野の「スケルトンリフォーム」や、中が見える「スケルトン仕様」の製品など、日常でも幅広く使われる言葉です。ただし、日本語で「スケルトン=透明・半透明」の意味で使うのは和製用法で、英語の本来の意味は「骨格・骨組み」です。
読み方・表記
「スケルトン」の読み方は「すけるとん」です。
英語では「Skeleton」と綴ります。語源は古代ギリシャ語の「σκελετόν(skeletón)」で、「乾いた体」「干からびたもの」を意味し、転じて「骸骨」「骨組み」の意味になりました。
使い方と例文
- うつ伏せで頭から滑るスケルトンは、見ているだけで手に汗を握る競技だ。
- スケルトンは2002年のソルトレークシティ大会でオリンピックに復活した。
- このマンションはスケルトンリフォームで内装を一新した。
- スケルトン仕様のゲーム機は中の基板が透けて見える。
語源・由来
スポーツとしての「スケルトン」は、英語で「骨格」「骨組み」を意味する「skeleton」に由来します。1892年にスイスのサンモリッツで導入された鋼鉄製のそりが、ランナー(滑走部)とシャーシー(車台)だけの極めてシンプルな構造で、まるで骨組みだけのように見えたことから名付けられたとされています。
競技の起源は1885年にサンモリッツに建設された「クレスタ・ラン」というコースにあります。当初は座った姿勢や仰向けで滑っていましたが、1887年にあるイギリス人選手が頭を前にしたうつ伏せの姿勢で滑ったところ、格段に速いタイムが出たことから、このスタイルが主流となりました。
類語・関連語
よくある質問
スポーツの「スケルトン」と「透明」の「スケルトン」は同じ意味?
英語の本来の意味は「骨格・骨組み」で、スポーツ名はそりの骨組みだけの簡素な構造に由来します。日本語で「透明・半透明」の意味で使う「スケルトン」は和製用法で、英語では「translucent(半透明)」と言います。
スケルトンがオリンピックから一時消えた理由は?
1928年と1948年の大会で実施された後、危険性の高さや対応コースの不足などを理由にオリンピックから除外されました。その後、そりの改良や人工コースの発達を経て、2002年のソルトレークシティ大会で54年ぶりに復活しています。