リュージュ
りゅーじゅ
目次
  1. 「リュージュ」の意味
  2. 読み方・表記
  3. 使い方と例文
  4. 語源・由来
  5. 類語・関連語
  6. よくある質問
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かんたんに言うと

「リュージュ」(りゅーじゅ)は、小型のそりに仰向けの姿勢で乗り、足を前にして氷のコースを滑走するウィンタースポーツです。フランス語で「木ぞり」を意味し、最高速度は150km/hを超えることもあります。

「リュージュ」の意味

「リュージュ」は、ブレーキやハンドルのない小型そりに仰向けで乗り、足を前にした姿勢で氷のコースを滑走してタイムを競うウィンタースポーツです。冬季オリンピックでは1964年のインスブルック大会から正式種目として採用されています。

1. 競技としてのリュージュ

選手はスタートハンドルを握って座った状態からスタートし、手で氷面をかいて初速を得ます。滑走中はそりの上で仰向けに寝た姿勢を取り、足首でそりの先端(クーヘ)を挟むように操作して方向を制御します。冬季オリンピックのそり競技で唯一、1000分の1秒単位までタイムを計測する競技です。

2. そりの構造

リュージュのそりは、座席にあたる「シャーレ」、鋼鉄の刃(シーネ)がついた「クーヘ」、この2つをつなぐ「ブリッジ」から構成されます。ブレーキもハンドルもなく、選手は体重移動と足首の操作だけでそりを操ります。

読み方・表記

「リュージュ」の読み方は「りゅーじゅ」です。

フランス語の「luge」をカタカナ表記したもので、英語圏では「ルージュ」に近い発音になります。ドイツやオーストリアでは「ローデル(Rodel)」、アメリカやカナダでは「トボガン(toboggan)」とも呼ばれます。

使い方と例文

「リュージュ」を使った例文
  • リュージュは仰向けで滑るため、選手はコースの先がほとんど見えない状態で時速140kmを超える。
  • 冬季オリンピックのリュージュでは、1000分の1秒差で勝敗が決まることも珍しくない。
  • ドイツはリュージュの強豪国として知られ、多くのオリンピックメダルを獲得している。
  • 2026年のミラノ・コルティナ大会では、リュージュ女子2人乗りが新種目として初めて実施される。

語源・由来

「リュージュ」はフランス語の「luge」がそのまま競技名になったものです。「luge」はフランス語で「木ぞり」を意味し、さらに遡ると中世ラテン語の「scludia」、ケルト語の「*stludio」に由来するとされています。印欧祖語の「*sleydʰ-(滑る)」に繋がり、英語の「sled(そり)」や「sleigh(そり)」とも遠い親戚関係にあります。

ヨーロッパの雪国では古くから木ぞりが荷物の運搬に使われていました。17世紀半ばから遊びとしても使われるようになり、1883年にスイスのダボスで初の国際そりレースが開催されたのが競技としての始まりです。

類語・関連語

よくある質問

Q
「リュージュ」はフランス語でどういう意味?
A
フランス語で「木ぞり」を意味します。もともとヨーロッパの雪国で荷物運搬に使われていた木製のそりが、遊びから競技へと発展した経緯を反映した名前です。
Q
「リュージュ」と「トボガン」は同じもの?
A
ほぼ同じ競技を指します。「リュージュ」はフランス語由来、「トボガン」は英語圏(特にアメリカ・カナダ)での呼び方です。国際的には「リュージュ」が正式な競技名として使われています。
Q
リュージュはなぜ1000分の1秒まで計測するの?
A
リュージュは100分の1秒単位では同タイムになるケースが多く、より正確に順位を決めるために1000分の1秒まで計測しています。冬季オリンピックのそり競技の中でこの精度で計測するのはリュージュだけです。
佐藤文哉
この記事の監修者 佐藤文哉 編集長 / ライター歴15年