空手
からて
目次
  1. 「空手」の意味
  2. 読み方・表記
  3. 使い方と例文
  4. 語源・由来
  5. 類語・関連語
  6. よくある質問
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かんたんに言うと

「空手」(からて)は、沖縄で生まれた素手・素足による打撃を主体とする武道・武術です。突き・蹴り・打ち・受けの技を体系化し、心身の鍛錬と礼節を重んじます。「空手道(からてどう)」とも呼ばれます。

「空手」の意味

「空手」には主に以下の意味があります。

1. 武道・武術としての空手

沖縄で独自に発展した打撃系の武道です。武器を使わず、自分の手足を武器として突き・蹴り・打ち・受けの技を繰り出します。「型(形)」と呼ばれる一人演武と、「組手」と呼ばれる対人戦の二つが空手の柱です。

2. 慣用表現としての空手

「空手で来る」「空手で帰る」のように、「手ぶら」「何も持たない状態」を意味する日常表現としても使われます。こちらは武道の空手とは別の用法です。

読み方・表記

「空手」の読み方は「からて」です。

「空」は訓読みで「から」、「手」は訓読みで「て」と読みます。かつては「唐手(とうで・からて)」と表記されていましたが、1929年頃に「空手」に改められました。武道としての正式名称は「空手道(からてどう)」です。

使い方と例文

「空手」を使った例文
  • 小学生の頃から空手道場に通っている。
  • 沖縄は空手発祥の地として世界的に知られている。
  • 空手の型は、攻防の動きを一人で演武する稽古法だ。
  • 東京オリンピックで空手が初めてオリンピック競技に採用された。
  • おみやげを忘れて空手で帰ってきてしまった。

語源・由来

「空手」はもともと沖縄で「手(ティー)」と呼ばれた土着の格闘技に由来します。琉球王国時代に中国との交流を通じて伝わった中国拳法と融合し、「唐手(とうで)」と呼ばれるようになりました。「唐」は中国を意味し、中国伝来の武術という含意がありました。

1922年に船越義珍が沖縄の唐手を本土に紹介し、1929年頃に「唐」を「空」に改めて「空手」の表記が定着しました。この改称には、「武器を持たない空の手」という意味と、仏教の「色即是空」の「空」の思想を込めたとされています。

類語・関連語

よくある質問

Q
「空手」にはどんな流派がありますか?
A
伝統派の四大流派として松濤館流・剛柔流・糸東流・和道流が知られています。フルコンタクト系では極真会館が有名です。沖縄では首里手・那覇手・泊手の三つの系統が元になっています。
Q
「空手」の「空」にはどんな意味がありますか?
A
「武器を持たない空の手」という意味と、仏教の「空」の思想を表す意味が込められています。もともとは中国を意味する「唐」の字が使われていましたが、1929年頃に「空」に改められました。
Q
「空手」はオリンピック競技ですか?
A
2020年東京大会で初めて正式競技として実施されましたが、2024年パリ大会以降は実施されていません。空手の継続的なオリンピック種目化を目指す運動は続いています。
佐藤文哉
この記事の監修者 佐藤文哉 編集長 / ライター歴15年