剣道
けんどう
目次
  1. 「剣道」の意味
  2. 読み方・表記
  3. 使い方と例文
  4. 語源・由来
  5. 類語・関連語
  6. よくある質問
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かんたんに言うと

「剣道」(けんどう)は、竹刀と防具を使った稽古や試合を通じて、心身の鍛錬と人格の完成を目指す日本の武道です。音読みでは「ケンドウ」と読みます。

「剣道」の意味

「剣道」には主に以下の意味があります。

1. 武道としての剣道

全日本剣道連盟が1975年に定めた定義では、「剣道は剣の理法の修錬による人間形成の道である」とされています。竹刀を用いた打突技術を磨くとともに、礼節・忍耐・克己といった精神的な成長を目的とする日本独自の武道文化です。

2. 競技としての剣道

面・小手・胴・突きの4箇所を有効打突とし、統一ルールのもとで勝敗を競う競技でもあります。学校の部活動、警察の訓練、社会人の稽古団体など、幅広い年齢層に普及しています。

読み方・表記

「剣道」の読み方は「けんどう」です。

「剣」は音読みで「ケン」、訓読みで「つるぎ」と読みます。「道」は音読みで「ドウ」、訓読みで「みち」です。「剣の道」という構成から成る熟語です。

使い方と例文

「剣道」を使った例文
  • 中学校の部活動で剣道を始めた。
  • 剣道三段の審査に合格した。
  • 剣道は礼に始まり礼に終わると言われている。
  • 全国大会を目指して、毎日剣道の稽古に励んでいる。
  • 日本武道館で剣道の試合を観戦した。

語源・由来

「剣道」という言葉は、「剣(つるぎ・けん)」と「道(みち)」を組み合わせた日本独自の造語です。

もともと刀剣の技術は「剣術」や「撃剣」と呼ばれていましたが、明治時代以降、技術の追求だけでなく精神修養や人間形成を目的に据える考えが広まりました。大正時代初期に「剣道」という呼称が定着し、1895年設立の大日本武徳会がこの名称の普及に大きく貢献しました。

「道」の字は単なる技術(術)を超えて、生き方や精神性の追求を表しており、柔道・弓道・茶道・華道などと同じ思想的背景を持っています。

類語・関連語

よくある質問

Q
「剣道」の段位はどこまでありますか?
A
全日本剣道連盟では初段から八段までの段位が設けられています。八段は最高段位で、合格率が1%未満とも言われる極めて難関な審査です。
Q
「剣道」はオリンピック競技ですか?
A
2026年現在、剣道はオリンピックの正式競技ではありません。全日本剣道連盟は、剣道を単なる競技スポーツにせず「人間形成の道」として守る方針を示しており、オリンピック化には慎重な姿勢を取っています。
Q
「剣道」の「剣」は刀のことですか?
A
広い意味では刀剣全般を指します。西洋では両刃の「剣」を意味しますが、日本の剣道では片刃の日本刀(刀)の操法が基になっています。現在の稽古では竹刀を使用します。
佐藤文哉
この記事の監修者 佐藤文哉 編集長 / ライター歴15年