サボタージュ
さぼたーじゅ
かんたんに言うと
「サボタージュ」は、労働争議において意図的に仕事の能率を下げたり、設備を破壊したりする行為のことです。日本語の「サボる」の語源にもなっています。
「サボタージュ」の意味
「サボタージュ」には主に以下の意味があります。
1. 労働争議における妨害行為
労働者が使用者(会社)に対して圧力をかけるため、意図的に仕事の能率を落としたり、生産設備を破壊したりする行為を指します。ストライキが「仕事をしない」のに対し、サボタージュは「仕事をしながら妨害する」点が特徴です。
2. 広義の破壊・妨害行為
労働争議に限らず、組織や計画を内部から妨害・破壊する行為全般を指すこともあります。スパイ活動や反体制活動における破壊工作なども「サボタージュ」と呼ばれます。
3. 日本での用法:怠けること
日本では「怠ける」「ずる休みする」という軽い意味でも使われ、この意味から「サボる」という動詞が生まれました。ただし、これは本来の意味からは離れた日本独自の用法です。
読み方・表記
「サボタージュ」の読み方は「さぼたーじゅ」です。
フランス語の「sabotage」をカタカナ表記したもので、英語でも同じ綴りで使われます。略して「サボ」とも言います。
使い方と例文
「サボタージュ」を使った例文
- 労働組合はサボタージュ戦術を採用し、生産性を意図的に低下させた。
- 敵国のスパイによるサボタージュで工場が被害を受けた。
- 従業員のサボタージュを防ぐため、職場環境の改善に取り組んだ。
- 彼の行動は組織に対するサボタージュと見なされた。
語源・由来
「サボタージュ」は、フランス語の「sabot(サボ)」に由来します。「サボ」とは木靴のことです。
19世紀のフランスで、労働者が木靴で機械を蹴り壊して抗議したという逸話から「sabotage」という言葉が生まれたとされています。ただし、この逸話には伝説的な要素もあり、実際には「木靴を履いた(貧しい)労働者たちが起こした争議」が語源だという説もあります。
日本には大正時代に入ってきた言葉で、1919年頃から労働運動の文脈で使われ始めました。
類語・関連語
よくある質問
Q
「サボタージュ」と「サボる」の関係は?
「サボタージュ」と「サボる」の関係は?
A
「サボる」は「サボタージュ」を略した「サボ」に「〜る」をつけて動詞化した日本語の造語です。本来の「破壊・妨害」の意味は薄れ、「怠ける」という軽い意味で使われています。
「サボる」は「サボタージュ」を略した「サボ」に「〜る」をつけて動詞化した日本語の造語です。本来の「破壊・妨害」の意味は薄れ、「怠ける」という軽い意味で使われています。
Q
英語の「sabotage」も同じ意味ですか?
英語の「sabotage」も同じ意味ですか?
A
英語のsabotageは「破壊行為」「妨害工作」という意味で、日本語の「サボる(怠ける)」とは意味が異なります。英語で「怠ける」と言いたい場合は「skip」「slack off」などを使います。
英語のsabotageは「破壊行為」「妨害工作」という意味で、日本語の「サボる(怠ける)」とは意味が異なります。英語で「怠ける」と言いたい場合は「skip」「slack off」などを使います。
Q
「サボタージュ」は何語が語源?
「サボタージュ」は何語が語源?
A
フランス語です。木靴を意味する「sabot(サボ)」から派生した言葉で、19世紀フランスの労働運動に由来します。
フランス語です。木靴を意味する「sabot(サボ)」から派生した言葉で、19世紀フランスの労働運動に由来します。