サボタージュ
さぼたーじゅ
目次
  1. 「サボタージュ」の意味
  2. 読み方・表記
  3. 使い方と例文
  4. 語源・由来
  5. 類語・関連語
  6. よくある質問
かんたんに言うと

「サボタージュ」は、労働争議において意図的に仕事の能率を下げたり、設備を破壊したりする行為のことです。日本語の「サボる」の語源にもなっています。

「サボタージュ」の意味

「サボタージュ」には主に以下の意味があります。

1. 労働争議における妨害行為

労働者が使用者(会社)に対して圧力をかけるため、意図的に仕事の能率を落としたり、生産設備を破壊したりする行為を指します。ストライキが「仕事をしない」のに対し、サボタージュは「仕事をしながら妨害する」点が特徴です。

2. 広義の破壊・妨害行為

労働争議に限らず、組織や計画を内部から妨害・破壊する行為全般を指すこともあります。スパイ活動や反体制活動における破壊工作なども「サボタージュ」と呼ばれます。

3. 日本での用法:怠けること

日本では「怠ける」「ずる休みする」という軽い意味でも使われ、この意味から「サボる」という動詞が生まれました。ただし、これは本来の意味からは離れた日本独自の用法です。

読み方・表記

「サボタージュ」の読み方は「さぼたーじゅ」です。

フランス語の「sabotage」をカタカナ表記したもので、英語でも同じ綴りで使われます。略して「サボ」とも言います。

使い方と例文

「サボタージュ」を使った例文
  • 労働組合はサボタージュ戦術を採用し、生産性を意図的に低下させた。
  • 敵国のスパイによるサボタージュで工場が被害を受けた。
  • 従業員のサボタージュを防ぐため、職場環境の改善に取り組んだ。
  • 彼の行動は組織に対するサボタージュと見なされた。

語源・由来

「サボタージュ」は、フランス語の「sabot(サボ)」に由来します。「サボ」とは木靴のことです。

19世紀のフランスで、労働者が木靴で機械を蹴り壊して抗議したという逸話から「sabotage」という言葉が生まれたとされています。ただし、この逸話には伝説的な要素もあり、実際には「木靴を履いた(貧しい)労働者たちが起こした争議」が語源だという説もあります。

日本には大正時代に入ってきた言葉で、1919年頃から労働運動の文脈で使われ始めました。

類語・関連語

よくある質問

Q
「サボタージュ」と「サボる」の関係は?
A
「サボる」は「サボタージュ」を略した「サボ」に「〜る」をつけて動詞化した日本語の造語です。本来の「破壊・妨害」の意味は薄れ、「怠ける」という軽い意味で使われています。
Q
英語の「sabotage」も同じ意味ですか?
A
英語のsabotageは「破壊行為」「妨害工作」という意味で、日本語の「サボる(怠ける)」とは意味が異なります。英語で「怠ける」と言いたい場合は「skip」「slack off」などを使います。
Q
「サボタージュ」は何語が語源?
A
フランス語です。木靴を意味する「sabot(サボ)」から派生した言葉で、19世紀フランスの労働運動に由来します。
佐藤文哉
この記事の監修者 佐藤文哉 編集長 / ライター歴15年