僭越
せんえつ
かんたんに言うと
「僭越」は、自分の身分や立場を超えて出過ぎた行動をすることです。「僭越ながら」という形で、目上の人に意見を述べるときなどの謙遜表現として使われます。
「僭越」の意味
「僭越」とは、自分の地位や身分を超えて、出過ぎた行動をすることを意味します。
本来は否定的な意味で「身の程知らずな振る舞い」を指しますが、現代では「僭越ながら」という謙遜表現として使われることがほとんどです。
「僭越ながら申し上げますと…」のように、目上の人や大勢の前で意見を述べる際、「出過ぎたことをして申し訳ありませんが」という謙虚な姿勢を示すために用います。
読み方・表記
「僭越」の読み方は「せんえつ」です。
「僭」は音読みで「セン」と読み、「身分不相応なことをする」という意味があります。「越」は音読みで「エツ」と読み、「越える」「超える」という意味です。
「僭」は常用漢字外のため、「せん越」とひらがな交じりで書かれることもあります。
使い方と例文
「僭越」を使った例文
- 僭越ながら、乾杯の音頭を取らせていただきます。
- 僭越ではございますが、一言ご挨拶申し上げます。
- 僭越ながら、私の意見を述べさせていただきます。
- 誠に僭越ではありますが、代表してお礼を申し上げます。
「僭越ながら」の使い方
「僭越ながら」は、以下のような場面で使われます。
- 結婚式や祝賀会でのスピーチの冒頭
- 会議で目上の人に意見を述べるとき
- 代表して挨拶やお礼を述べるとき
- 乾杯の音頭を取るとき
語源・由来
「僭越」は漢語に由来する言葉です。
「僭」は「身分を超えて不当なことをする」という意味を持ち、古代中国では臣下が君主の権限を侵すことを「僭」と呼びました。「越」は「度を越える」「分を超える」という意味です。
この二つが組み合わさり、「身分や立場を超えて出過ぎた行動をする」という意味になりました。
類語・関連語
よくある質問
Q
「僭越ながら」と「恐縮ですが」の違いは?
「僭越ながら」と「恐縮ですが」の違いは?
A
「僭越ながら」は立場を超えて出過ぎたことをする際の謙遜、「恐縮ですが」は相手に負担をかけることへの申し訳なさを表します。スピーチでは「僭越ながら」、依頼では「恐縮ですが」が適切です。
「僭越ながら」は立場を超えて出過ぎたことをする際の謙遜、「恐縮ですが」は相手に負担をかけることへの申し訳なさを表します。スピーチでは「僭越ながら」、依頼では「恐縮ですが」が適切です。
Q
「僭越」は目上の人に使える?
「僭越」は目上の人に使える?
A
はい、むしろ目上の人や改まった場面で使う言葉です。「僭越ながら」と前置きすることで、謙虚な姿勢を示しつつ意見を述べることができます。
はい、むしろ目上の人や改まった場面で使う言葉です。「僭越ながら」と前置きすることで、謙虚な姿勢を示しつつ意見を述べることができます。