頂く
いただく
目次
  1. 「頂く」の意味
  2. 読み方・表記
  3. 使い方と例文
  4. 語源・由来
  5. 類語・関連語
  6. よくある質問
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かんたんに言うと

「頂く」は「もらう」「食べる」「飲む」の謙譲語です。目上の人から何かを受け取るときや、食事をするときに使います。常用漢字の読みなので、ビジネス文書でも使用できます。

「頂く」の意味

「頂く」には主に以下の意味があります。

「もらう」の謙譲語

目上の人から物や好意を受け取ることを、へりくだって表現する言葉です。「お土産を頂く」「ご意見を頂く」のように使います。自分をへりくだることで、相手への敬意を表します。

「食べる」「飲む」の謙譲語

食事や飲み物を口にすることを丁寧に表現する言葉です。「お食事を頂く」「お茶を頂く」のように使います。

頭の上にのせる

「頂」の原義である「頭のてっぺん」から、物を頭の上に高くささげ持つという意味もあります。「押し頂く」という表現で使われ、賞状や贈り物を恭しく受け取る動作を表します。

読み方・表記

「頂く」の読み方は「いただく」です。

「頂」の音読みは「チョウ」で、「頂上」「頂点」「山頂」「絶頂」などの熟語で使われます。

常用漢字の読み

「頂」は常用漢字で、「いただく」という読みも常用漢字表に含まれています(表内読み)。そのため、公用文やビジネス文書でも問題なく使用できます。

ひらがな「いただく」との違い

「~していただく」のように補助動詞として使う場合は、ひらがなで「いただく」と書きます。動詞として「もらう」「食べる」の意味で使う場合は漢字の「頂く」を使います。

使い方と例文

「頂く」を使った例文
  • 先日は素敵なお土産を頂き、ありがとうございました。
  • お客様から貴重なご意見を頂いた
  • 地元の名産品をおいしく頂きました
  • 先輩からアドバイスを頂くことができた。
  • 賞状を押し頂いて受け取った。

語源・由来

「頂」は形声文字で、意味を表す「頁(おおがい)」と音を表す「丁」から成り立っています。

「頁」は頭を表す部首で、「丁」は釘の平らな頭の部分を表します。「頭のてっぺん」「いただき」を意味し、山の最も高い場所を「山頂」と呼ぶのもここから来ています。

「頂く」という動詞は、身分の高い人から物を受け取るとき、感謝の気持ちを込めて頭の上に高くささげる動作に由来します。この恭しい動作から、「ありがたく受け取る」「謹んで食べる」という謙譲の意味が生まれました。

類語・関連語

よくある質問

Q
「頂く」と「いただく」の使い分けは?
A
動詞として「もらう」「食べる」の意味で使う場合は漢字の「頂く」、補助動詞として「~してもらう」の意味で使う場合はひらがなの「いただく」を使います。
Q
「頂」の音読みは何?
A
「チョウ」と読みます。「頂上(ちょうじょう)」「頂点(ちょうてん)」「山頂(さんちょう)」「絶頂(ぜっちょう)」などの熟語で使われます。
Q
「頂く」は尊敬語?謙譲語?
A
「頂く」は謙譲語です。自分の動作をへりくだって表現することで、相手への敬意を示します。目上の人の動作に使う尊敬語ではないので、「先生が頂く」のような使い方は誤りです。
佐藤文哉
この記事の監修者 佐藤文哉 編集長 / ライター歴15年