起こす
おこす
違いを知る
かんたんに言うと
「起こす」は、横になっているものを立たせる、眠っている人を起床させる、何かを発生させるなど、非常に多くの意味を持つ基本的な動詞です。
「起こす」の意味
「起こす」は日本語の基本動詞の一つで、多様な意味を持ちます。
横になっているものを立たせる
倒れている人や物を立てる、体を起き上がらせることを表します。「転んだ子を起こす」「体を起こす」のように使います。
目を覚まさせる
眠っている人を起床させることを表します。「朝6時に起こして」のように使います。
何かを発生させる
事件・事故・問題などを生じさせることを表します。「事故を起こす」「問題を起こす」のように使います。
動作・行動を始める
行動を開始することを表します。「行動を起こす」「訴訟を起こす」のように使います。
エネルギーを生み出す
電気・熱・風などを発生させることを表します。「電気を起こす」「風を起こす」のように使います。
読み方・表記
「起こす」の読み方は「おこす」です。「起す」と送りがなを省略して書くこともあります。
自動詞「起きる」との関係
「起こす」は他動詞で、対応する自動詞は「起きる」です。
- 起こす(他動詞):誰かが何かを立たせる・発生させる
- 起きる(自動詞):自然と立ち上がる・発生する
使い方と例文
「起こす」を使った例文
- ベッドから体を起こして、カーテンを開けた。
- 寝坊しないように、明日は早めに起こしてね。
- 不注意で交通事故を起こしてしまった。
- 問題解決のために行動を起こすべきだ。
- 水力発電で電気を起こす仕組みを学んだ。
よく使われる表現
- 事故を起こす:事故を発生させる
- 行動を起こす:行動を開始する
- 訴訟を起こす:裁判を始める
- 奇跡を起こす:奇跡を実現させる
- 波風を起こす:もめ事を生じさせる
語源・由来
「起」は会意形声文字で、「走」と「己」から成ります。
「走」は走る動作、「己」は曲がった形を表し、かがんだ状態から立ち上がる動作を意味します。ここから「立ち上がる」「始まる」「発生する」という意味が生まれました。
「起」を使った熟語には「起立」「起床」「起源」「起業」「蜂起」などがあり、いずれも「立ち上がる」「始まる」という意味が含まれています。
類語・関連語
よくある質問
Q
「起こす」と「起す」どちらが正しい?
「起こす」と「起す」どちらが正しい?
A
どちらも正しい表記です。現代では「起こす」と送りがなを付けるのが一般的ですが、「起す」と省略しても間違いではありません。
どちらも正しい表記です。現代では「起こす」と送りがなを付けるのが一般的ですが、「起す」と省略しても間違いではありません。
Q
「起こす」の対義語は?
「起こす」の対義語は?
A
意味によって異なります。「立たせる」の対義語は「倒す」「寝かす」、「目覚めさせる」の対義語は「寝かしつける」、「発生させる」の対義語は「収める」「鎮める」などです。
意味によって異なります。「立たせる」の対義語は「倒す」「寝かす」、「目覚めさせる」の対義語は「寝かしつける」、「発生させる」の対義語は「収める」「鎮める」などです。
Q
「火を起こす」と「火を熾す」の違いは?
「火を起こす」と「火を熾す」の違いは?
A
「熾す」は炭火などに火をつける専用の漢字ですが、常用漢字ではないため、現代では「火を起こす」と書くのが一般的です。意味は同じです。
「熾す」は炭火などに火をつける専用の漢字ですが、常用漢字ではないため、現代では「火を起こす」と書くのが一般的です。意味は同じです。