後れる
おくれる
かんたんに言うと
「後れる」は、他のものより位置が後ろになること、取り残されることを表す動詞です。「後れを取る」「気後れ」「後れ毛」などの慣用表現で使われます。
「後れる」の意味
「後れる」には複数の意味があります。
1. 他のものより後ろになる
他のものに先を行かれて、取り残されることを表します。「流行に後れる」「時代に後れる」のように使います。
2. 先を越される
競争などで他者に負けること、劣ることを表します。「後れを取る」という慣用表現でよく使われます。
3. 親しい人に先立たれる
死別によって残されることを表します。「夫に後れる」のように使い、文学的な表現です。
読み方・表記
「後れる」の読み方は「おくれる」です。
同じ「おくれる」と読む言葉に「遅れる」がありますが、意味が異なります。「遅れる」は時間的に遅いことを表し、「後れる」は位置が後ろになることを表します。
「後」の読み方
「後」は多くの読み方を持つ漢字です。
- 音読み:ゴ、コウ
- 訓読み:のち、うしろ、あと、おくれる
使い方と例文
「後れる」を使った例文
- IT化で他社に後れを取らないよう努力している。
- 流行に後れるのが怖くて、つい新しいものに飛びついてしまう。
- 長年連れ添った妻に後れるのは耐えられない。
- 前の走者に後れまいと必死に走った。
「後れる」を使った慣用表現
- 後れを取る:他人に先を越される、劣る
- 気後れ:心がひるむこと(「気遅れ」は誤り)
- 後れ毛:髪を結んだ時に残る短い毛
- 後れ馳せ:遅れて駆けつけること
語源・由来
「後」は会意文字で、「彳(ぎょうにんべん)」「夂(ち)」「幺(よう)」から成ります。
「彳」は道を行く人、「夂」は足、「幺」はつなぐことを表します。足をつながれて前に進めない様子から、「うしろ」「おくれる」という意味が生まれました。
「後れる」は位置が後ろになるという空間的なイメージが元になっており、そこから「取り残される」「先を越される」という意味へと広がりました。
類語・関連語
よくある質問
Q
「後れる」と「遅れる」はどう違う?
「後れる」と「遅れる」はどう違う?
A
「後れる」は位置が後ろになる・取り残されることを表し、「遅れる」は時間的に遅いことを表します。「流行に後れる」は時代に取り残される意味、「電車に遅れる」は時間に間に合わない意味です。
「後れる」は位置が後ろになる・取り残されることを表し、「遅れる」は時間的に遅いことを表します。「流行に後れる」は時代に取り残される意味、「電車に遅れる」は時間に間に合わない意味です。
Q
「後れる」はどんな場面で使う?
「後れる」はどんな場面で使う?
A
主に「後れを取る」「気後れ」「後れ毛」「後れ馳せ」などの慣用表現で使います。単独で使う場合は、競争で先を越される場面や、時代の流れに取り残される場面で用います。
主に「後れを取る」「気後れ」「後れ毛」「後れ馳せ」などの慣用表現で使います。単独で使う場合は、競争で先を越される場面や、時代の流れに取り残される場面で用います。
Q
「後れる」の反対語は?
「後れる」の反対語は?
A
「先んじる」「先を行く」「リードする」などが反対の意味になります。「後れを取る」の反対は「先手を打つ」「先を越す」です。
「先んじる」「先を行く」「リードする」などが反対の意味になります。「後れを取る」の反対は「先手を打つ」「先を越す」です。