置く
おく
かんたんに言うと
「置く」は、物をある場所に配置する・設置する・そのまま残すといった意味を持つ動詞です。日常生活で最もよく使われる基本的な言葉の一つです。
「置く」の意味
「置く」には複数の意味があります。
1. 物を配置する
物をある場所に移動させて固定することを表します。最も基本的な意味で、「机に本を置く」「棚に花瓶を置く」のように使います。
2. 設置する・設ける
組織や設備、人員などを作り備えることを表します。「支店を置く」「役員を置く」「相談窓口を置く」のように使います。
3. そのままにする・残す
ある状態のまま残す・とどめることを表します。「放置する」「子どもを置いて出かける」のように使います。
4. 間隔を空ける
時間や距離を隔てることを表します。「時間を置く」「一人置いて隣」のように使います。
5. 信頼などを寄せる
気持ちや信頼をある対象に向けることを表します。「信頼を置く」「重きを置く」のように使います。
読み方・表記
「置く」の読み方は「おく」です。
音読みでは「チ」と読み、以下のような熟語で使われます。
- 位置(いち)- ある場所・地点
- 設置(せっち)- 設備などを備えつけること
- 放置(ほうち)- そのままにしておくこと
- 措置(そち)- 取り計らうこと、処置
- 配置(はいち)- 人や物を適切な場所に置くこと
補助動詞「〜ておく」はひらがなで書く
「準備しておく」「確認しておく」のように動詞に続く「〜ておく」は、ひらがなで書くのが一般的です。補助動詞は漢字本来の意味が薄れているため、漢字を使わないのが原則とされています。
使い方と例文
「置く」を使った例文
- テーブルの上に花瓶を置いた。
- この会社は全国に支社を置いている。
- 彼には絶対の信頼を置いている。
- 少し時間を置いてから、もう一度話し合おう。
- 荷物をここに置いておいてください。
語源・由来
「置」は会意兼形声文字です。「罒(あみがしら)」と「直」から成り、「罒」は網を表し、「直」はまっすぐ見つめる意味を持ちます。
網をまっすぐ立てて「おく」という動作から、物をある場所に固定する・設置するという意味が生まれました。「置」という漢字には、安定した状態で物をとどめるというニュアンスが含まれています。
類語・関連語
よくある質問
Q
「置く」の音読みは何ですか?
「置く」の音読みは何ですか?
A
「チ」と読みます。「位置(いち)」「設置(せっち)」「放置(ほうち)」などの熟語で使われます。
「チ」と読みます。「位置(いち)」「設置(せっち)」「放置(ほうち)」などの熟語で使われます。
Q
「〜しておく」は漢字で書いてもよい?
「〜しておく」は漢字で書いてもよい?
A
「準備しておく」のような補助動詞の「〜ておく」は、ひらがなで書くのが一般的です。公用文や新聞では、補助動詞はひらがなで書くことが定められています。
「準備しておく」のような補助動詞の「〜ておく」は、ひらがなで書くのが一般的です。公用文や新聞では、補助動詞はひらがなで書くことが定められています。
Q
「置く」と「据える」の違いは?
「置く」と「据える」の違いは?
A
「置く」は一時的に物を配置する場合にも使えますが、「据える」はしっかりと固定して動かないようにするニュアンスが強いです。「腰を据える」「大砲を据える」のように、安定させて定着させる意味合いがあります。
「置く」は一時的に物を配置する場合にも使えますが、「据える」はしっかりと固定して動かないようにするニュアンスが強いです。「腰を据える」「大砲を据える」のように、安定させて定着させる意味合いがあります。