並びに
ならびに
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かんたんに言うと
「並びに」は、複数の事柄を並列してつなげる接続詞で、「AとB」「AもBも」という意味です。法律文書では「及び」よりも大きな括りの接続に使います。
「並びに」の意味
「並びに」には主に以下の意味があります。
1. 並列の接続詞
複数の事柄を対等に並べて接続する働きをします。「AとB」「AもBも両方」という意味で、「及び」と同様に英語の “and” に相当します。
2. 法令用語としての用法
法律文書や契約書では、「及び」で結ばれたグループ同士を接続する際に使用します。「及び」よりも大きな括りの接続を表します。
読み方・表記
「並びに」の読み方は「ならびに」です。
法律文書や公用文では漢字で「並びに」と表記するのが一般的ですが、一般的な文書では「ならびに」とひらがなで書くこともあります。
「並」の音読みは「ヘイ」で、以下のような熟語で使われます。
- 並列(へいれつ)- 並べて連ねること
- 並行(へいこう)- 並んで進むこと
- 並立(へいりつ)- 並んで存在すること
- 並木(なみき)- 道の両側に並んだ木
使い方と例文
「並びに」を使った例文
- 取締役及び監査役並びに顧問は、本会議に出席する。
- 羊かん及びどら焼き並びにケーキ及びプリンを注文した。
- 第1条及び第2条並びに第10条の規定を準用する。
- 製造部門及び品質管理部門並びに営業部門及び企画部門が連携する。
- 健康並びに安全に配慮した職場環境を整備する。
語源・由来
「並」は、二人の人が横に並んで立っている様子を表した象形文字です。そこから「並ぶ」「横に連なる」「同等である」という意味が生まれました。
「並びに」は、「並ぶ」に接続助詞「に」が付いた形で、複数のものを対等に並べて述べる接続詞として使われるようになりました。
法令用語として「並びに」を「及び」よりも大きな接続に使うルールは、戦後の法令整備で確立されました。「並ぶ」という語の持つ「大きく横に広がる」イメージが、上位カテゴリの接続に用いられる理由と考えられます。
類語・関連語
よくある質問
Q
「並びに」は日常会話で使いますか?
「並びに」は日常会話で使いますか?
A
日常会話ではあまり使いません。やや堅い表現なので、法律文書・契約書・公用文・フォーマルな文書で使われることが多いです。日常会話では「と」「そして」などを使うのが自然です。
日常会話ではあまり使いません。やや堅い表現なので、法律文書・契約書・公用文・フォーマルな文書で使われることが多いです。日常会話では「と」「そして」などを使うのが自然です。
Q
「並びに」だけを単独で使えますか?
「並びに」だけを単独で使えますか?
A
法令用語としては、原則として「及び」との組み合わせで使います。ただし、日常的な文章では「健康並びに安全」のように単独で使うこともあります。
法令用語としては、原則として「及び」との組み合わせで使います。ただし、日常的な文章では「健康並びに安全」のように単独で使うこともあります。
Q
「並びに」の音読みは何ですか?
「並びに」の音読みは何ですか?
A
「並」は「ヘイ」と読みます。「並列(へいれつ)」「並行(へいこう)」「並立(へいりつ)」などの熟語で使われます。
「並」は「ヘイ」と読みます。「並列(へいれつ)」「並行(へいこう)」「並立(へいりつ)」などの熟語で使われます。