撞く
つく
かんたんに言うと
「撞く」は、鐘を打ち鳴らすときに使う言葉です。「撞木(しゅもく)」という道具で梵鐘などを打つことを表し、除夜の鐘を「撞く」などの表現で使われます。
「撞く」の意味
「撞く」は、鐘や梵鐘を撞木で打ち鳴らすことを表します。
鐘を打ち鳴らす
寺院の梵鐘などを、撞木(しゅもく)と呼ばれる道具で打って音を鳴らすことを表します。「鐘を撞く」「除夜の鐘を撞く」などがこの用法です。
ビリヤードで球を打つ
ビリヤードのことを「撞球(どうきゅう)」と呼びます。キューで球を打つ動作にこの漢字が使われることもありますが、一般的には「突く」と書くことが多いです。
読み方・表記
「撞く」の読み方は「つく」です。
「撞」は人名用漢字で、常用漢字ではありません。そのため一般的な文章では「鐘を突く」「鐘をつく」と書かれることもありますが、寺院や仏教関連の文章では「鐘を撞く」と書くのが正式とされています。
音読みでは「ドウ」「トウ」「シュ」と読み、以下のような熟語で使われます。
- 撞木(しゅもく)- 鐘を打ち鳴らす棒
- 撞球(どうきゅう)- ビリヤード
- 撞着(どうちゃく)- つじつまが合わないこと
使い方と例文
「撞く」を使った例文
- 大晦日に除夜の鐘を撞きに行く。
- 僧侶が撞木で大きな梵鐘を撞いた。
- 鐘を撞く前に合掌するのがマナーだ。
- 知恩院の大鐘は17人がかりで撞くことで知られる。
語源・由来
「撞」という漢字は、「手(てへん)」と「童」から成る形声文字です。
「童」が音を表し、「手」が意味を表しています。「棒の先で打つ」「突き当てる」という意味を持ち、特に鐘を打ち鳴らす道具「撞木」との関連で使われるようになりました。
なお、「撞木」はもともと「鐘木(しゅもく)」と書いていましたが、「鐘」の呉音「シュ」が使われなくなるにつれ、意味を表す「撞」の字が当てられるようになりました。
類語・関連語
よくある質問
Q
「撞木(しゅもく)」とは?
「撞木(しゅもく)」とは?
A
鐘を打ち鳴らすための道具です。梵鐘を打つ太い丸太状のものや、鉦(しょう)を打つT字型のものがあります。「シュモクザメ」はこのT字型の撞木に頭の形が似ていることから名付けられました。
鐘を打ち鳴らすための道具です。梵鐘を打つ太い丸太状のものや、鉦(しょう)を打つT字型のものがあります。「シュモクザメ」はこのT字型の撞木に頭の形が似ていることから名付けられました。
Q
「撞着(どうちゃく)」とはどういう意味?
「撞着(どうちゃく)」とはどういう意味?
A
つじつまが合わないこと、矛盾することを意味します。「自家撞着」は自分の言動が前後で矛盾していることを表す四字熟語です。もともと「ぶつかり合う」という意味から派生しました。
つじつまが合わないこと、矛盾することを意味します。「自家撞着」は自分の言動が前後で矛盾していることを表す四字熟語です。もともと「ぶつかり合う」という意味から派生しました。