デフレ
でふれ
かんたんに言うと
「デフレ」は、物価が継続的に下落する経済現象のことです。「デフレーション」の略称で、モノやサービスの値段が下がり続ける状態を指します。
「デフレ」の意味
「デフレ」は「デフレーション(deflation)」の略で、物価が持続的に下落する現象を指します。
1. 経済学的な意味
物価水準が継続的に下落し、貨幣の購買力が上昇する状態を指します。100円で買えなかったものが90円、80円と値下がりしていく現象です。
2. 経済への影響
物価下落は一見良いことに見えますが、消費者の買い控えを招き、企業収益の悪化、賃金低下、さらなる消費減退という悪循環(デフレスパイラル)を引き起こす危険があります。
日本は1990年代半ば以降、約30年にわたってデフレ基調が続き、「失われた30年」と呼ばれる長期経済停滞を経験しました。
読み方・表記
「デフレ」の読み方は「でふれ」です。正式名称は「デフレーション」ですが、「デフレ」という省略形が広く使われています。
関連する用語として、以下のようなものがあります。
- デフレスパイラル – 物価下落と景気悪化の悪循環
- デフレ脱却 – デフレ状態から抜け出すこと
- デフレギャップ – 需要不足による経済の停滞
- ディスインフレ – インフレ率が低下すること
使い方と例文
「デフレ」を使った例文
- 日本経済は長年デフレに苦しんできた。
- デフレ脱却のため、政府は大規模な金融緩和を実施した。
- デフレ下では現金の価値が相対的に高まる。
- デフレスパイラルに陥ると、経済は長期停滞する。
- 賃金が上がらないデフレマインドが染みついている。
語源・由来
「デフレーション」は英語の「deflation」に由来します。語源はラテン語の「de-(離れる、下がる)」と「flare(吹く、膨らむ)」を組み合わせた言葉です。
「inflation(膨張)」の反対語として作られ、「収縮」「しぼむ」という意味を持ちます。風船の空気が抜けてしぼんでいくように、物価が縮小していく経済現象を表現しています。
日本では戦後の経済用語として定着し、特にバブル崩壊後の1990年代以降、頻繁に使われるようになりました。
類語・関連語
よくある質問
Q
「デフレスパイラル」とは何?
「デフレスパイラル」とは何?
A
物価下落→消費低迷→企業収益悪化→賃金低下→さらなる消費低迷という悪循環のことです。一度陥ると抜け出すのが難しい経済状態を指します。
物価下落→消費低迷→企業収益悪化→賃金低下→さらなる消費低迷という悪循環のことです。一度陥ると抜け出すのが難しい経済状態を指します。
Q
「ディスインフレ」との違いは?
「ディスインフレ」との違いは?
A
「ディスインフレ」はインフレ率が低下することで、物価は上昇しているが上昇幅が縮小している状態です。「デフレ」は物価そのものが下落している状態を指します。
「ディスインフレ」はインフレ率が低下することで、物価は上昇しているが上昇幅が縮小している状態です。「デフレ」は物価そのものが下落している状態を指します。
Q
デフレだと消費者にとって良いのでは?
デフレだと消費者にとって良いのでは?
A
短期的には物価が下がるため良く見えますが、「もっと安くなる」と買い控えが起き、企業の売上減少→賃金低下という悪循環を招きます。結果的に消費者も不利益を被ります。
短期的には物価が下がるため良く見えますが、「もっと安くなる」と買い控えが起き、企業の売上減少→賃金低下という悪循環を招きます。結果的に消費者も不利益を被ります。