転籍
てんせき
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かんたんに言うと
「転籍」は、元の会社を退職して別の会社に移ることです。人事用語では「転籍出向」とも呼ばれ、元の会社との雇用関係を解消して新しい会社と雇用契約を結ぶ形態を指します。
「転籍」の意味
「転籍」には主に2つの意味があります。
1. 人事用語としての転籍
元の会社(転籍元)との雇用関係を解消し、別の会社(転籍先)と新たに雇用契約を結ぶことを指します。「転籍出向」とも呼ばれます。出向とは異なり、元の会社に戻ることは想定されておらず、実質的には転職に近い形態です。
2. 戸籍用語としての転籍
本籍地を別の場所に移すことを指します。「転籍届」を提出して本籍を変更する手続きのことです。
ビジネスの文脈では、主に1の人事用語としての意味で使われます。
読み方・表記
「転籍」の読み方は「てんせき」です。
「転」は「移る」「変わる」を意味し、「籍」は「戸籍」「所属」を意味します。両方の漢字を音読みで読みます。
関連する用語として、以下のようなものがあります。
- 転籍出向(てんせきしゅっこう)- 転籍と同義
- 転籍元(てんせきもと)- 転籍前に所属していた会社
- 転籍先(てんせきさき)- 転籍後に所属する会社
- 在籍出向(ざいせきしゅっこう)- 転籍の対義語、籍を残す出向
使い方と例文
「転籍」を使った例文
- グループ会社への転籍を打診された。
- 定年後は関連会社に転籍して働くことにした。
- 事業譲渡に伴い、対象部門の社員は譲渡先に転籍することになった。
- 転籍には本人の同意が必要だ。
- 結婚を機に、本籍地を夫の実家に転籍した。
語源・由来
「転籍」は「転」と「籍」を組み合わせた漢語です。
「転」という漢字は、車輪が回転する様子を表す形声文字に由来し、「移る」「変わる」という意味を持ちます。
「籍」という漢字は、もともと竹簡(書物)を意味し、そこから「記録」「登録」という意味が生まれました。「戸籍」「国籍」「書籍」などの熟語で使われます。
「転籍」は、籍(所属)を転じる(移す)という意味で、戸籍の移動と企業間の移籍の両方に使われるようになりました。
類語・関連語
よくある質問
Q
「転籍」と「出向」の違いは?
「転籍」と「出向」の違いは?
A
「出向」は元の会社に籍を残したまま別会社で働くことで、戻ることが前提です。「転籍」は元の会社を退職して別会社に移ることで、戻ることは想定されていません。
「出向」は元の会社に籍を残したまま別会社で働くことで、戻ることが前提です。「転籍」は元の会社を退職して別会社に移ることで、戻ることは想定されていません。
Q
「転籍」と「転職」の違いは?
「転籍」と「転職」の違いは?
A
どちらも会社を移る点は同じですが、「転籍」は会社の指示や提案によるもので、グループ会社間の移動が多いです。「転職」は自分の意思で別の会社に就職することを指します。
どちらも会社を移る点は同じですが、「転籍」は会社の指示や提案によるもので、グループ会社間の移動が多いです。「転職」は自分の意思で別の会社に就職することを指します。
Q
戸籍の「転籍」とビジネスの「転籍」は同じ言葉?
戸籍の「転籍」とビジネスの「転籍」は同じ言葉?
A
同じ「転籍」という言葉ですが、意味が異なります。戸籍の転籍は本籍地を移すこと、ビジネスの転籍は会社間で雇用関係を移すことを指します。文脈によって使い分けられます。
同じ「転籍」という言葉ですが、意味が異なります。戸籍の転籍は本籍地を移すこと、ビジネスの転籍は会社間で雇用関係を移すことを指します。文脈によって使い分けられます。