貯蓄
ちょちく
違いを知る
かんたんに言うと
「貯蓄」は、将来に備えて金融資産を蓄えることです。預貯金だけでなく、株式・投資信託・保険なども含む広い概念です。
「貯蓄」の意味
「貯蓄」には主に2つの意味があります。
1. 金融資産を蓄えること
将来に備えて、預貯金・株式・投資信託・保険・債券などの金融資産を蓄えることを指します。総務省統計局の家計調査では「預貯金や有価証券、保険などの金融機関への貯蓄の合計」と定義されています。
2. 蓄えた金融資産そのもの
蓄えられた金融資産自体を「貯蓄」と呼ぶこともあります。「貯蓄額」「貯蓄残高」などの表現で使われます。
なお、文脈によっては「貯蓄」を預貯金に限定して使う場合もあります。「貯蓄から投資へ」というスローガンでは、「貯蓄」は元本保証のある預貯金を指し、リスクのある「投資」と対比されています。
読み方・表記
「貯蓄」の読み方は「ちょちく」です。
「貯」は音読みで「チョ」、訓読みで「たくわえる」と読みます。「蓄」も音読みで「チク」、訓読みで「たくわえる」と読みます。どちらも「たくわえる」という意味を持ち、合わせて「しっかりと蓄える」というニュアンスを強調しています。
以下のような熟語や表現で使われます。
- 貯蓄額(ちょちくがく)- 蓄えた金融資産の総額
- 貯蓄率(ちょちくりつ)- 所得に占める貯蓄の割合
- 貯蓄型保険(ちょちくがたほけん)- 満期金や解約返戻金がある保険
- 家計貯蓄(かけいちょちく)- 家庭における貯蓄
使い方と例文
「貯蓄」を使った例文
- 老後に備えて計画的に貯蓄を行っている。
- 日本人は貯蓄好きと言われている。
- 家計の貯蓄率が低下傾向にある。
- 貯蓄型の生命保険に加入した。
- 政府は「貯蓄から投資へ」の流れを推進している。
語源・由来
「貯蓄」は「貯」と「蓄」という2つの漢字から成り立っています。
「貯」は「貝」(財貨を表す)と「宁」(たくわえる場所)を組み合わせた漢字で、「財産をたくわえる」という意味を持ちます。
「蓄」は「艸」(草かんむり)と「畜」(養う、たくわえる)を組み合わせた漢字で、もともとは「草を蓄える」という意味でしたが、転じて「ものを蓄える」という意味で使われるようになりました。
この2つの漢字を重ねることで、「しっかりと財産を蓄える」という意味を強調しています。英語では「savings」に相当します。
類語・関連語
よくある質問
Q
「貯蓄」に含まれる金融資産は何ですか?
「貯蓄」に含まれる金融資産は何ですか?
A
総務省の家計調査では、預貯金(銀行預金・ゆうちょ銀行の貯金など)、有価証券(株式・投資信託・債券など)、生命保険・個人年金保険、社内預金などが「貯蓄」に含まれます。不動産や確定拠出年金は含まれないことが多いです。
総務省の家計調査では、預貯金(銀行預金・ゆうちょ銀行の貯金など)、有価証券(株式・投資信託・債券など)、生命保険・個人年金保険、社内預金などが「貯蓄」に含まれます。不動産や確定拠出年金は含まれないことが多いです。
Q
「貯蓄」と「投資」の違いは何ですか?
「貯蓄」と「投資」の違いは何ですか?
A
一般的に「貯蓄」は元本保証のある安全な資産形成を、「投資」は元本割れのリスクを伴う資産運用を指して対比されます。ただし、広義の「貯蓄」には株式なども含まれるため、文脈によって意味が異なることがあります。
一般的に「貯蓄」は元本保証のある安全な資産形成を、「投資」は元本割れのリスクを伴う資産運用を指して対比されます。ただし、広義の「貯蓄」には株式なども含まれるため、文脈によって意味が異なることがあります。
Q
「貯蓄率」とは何ですか?
「貯蓄率」とは何ですか?
A
所得(可処分所得)のうち、消費に回さずに貯蓄に回した割合を指します。「家計貯蓄率」は国の経済指標として使われ、日本は欧米と比べて貯蓄率が高いと言われてきましたが、近年は低下傾向にあります。
所得(可処分所得)のうち、消費に回さずに貯蓄に回した割合を指します。「家計貯蓄率」は国の経済指標として使われ、日本は欧米と比べて貯蓄率が高いと言われてきましたが、近年は低下傾向にあります。