旧暦
きゅうれき
目次
  1. 「旧暦」の意味
  2. 読み方・表記
  3. 使い方と例文
  4. 語源・由来
  5. 類語・関連語
  6. よくある質問
違いを知る
かんたんに言うと

「旧暦」は、明治5年まで日本で使われていた太陰太陽暦のことです。月の満ち欠けを基準に日にちを数え、閏月を入れて季節のずれを調整していました。

「旧暦」の意味

「旧暦」には以下の意味があります。

1. 太陰太陽暦のこと
月の満ち欠け(朔望)を基準として日にちを数え、太陽の動きも取り入れて季節とのずれを調整した暦です。新月の日を各月の1日(ついたち)とし、次の新月までを1ヶ月としていました。

2. 天保暦のこと
狭義では、明治の改暦直前まで使われていた「天保暦」を指します。日本では約1300年間にわたって太陰太陽暦が使われ、何度も改良が重ねられてきましたが、最後に使われたのが天保暦です。

読み方・表記

「旧暦」の読み方「きゅうれき」です。

「旧」は音読みで「キュウ」、「暦」は「レキ」と読みます。「太陰太陽暦」「陰暦」「天保暦」なども、旧暦を指す言葉として使われることがあります。

使い方と例文

「旧暦」を使った例文
  • 旧暦では毎月1日が新月、15日が満月だった。
  • 中秋の名月は旧暦の8月15日にあたる。
  • 旧暦の正月は現在の1月下旬から2月中旬頃になる。
  • 忠臣蔵の討ち入りは旧暦の12月14日とされている。

語源・由来

「旧暦」という言葉は、明治時代の改暦後に生まれた呼び名です。

明治6年(1873年)に太陽暦(新暦)が採用されたことで、それまでの太陰太陽暦を「旧暦」と呼ぶようになりました。旧暦のもとになった太陰太陽暦は古代中国で発祥し、6世紀頃に日本に伝わったとされています。以来、日本では何度も暦法が改良され、最後に使われたのが天保2年(1844年)に制定された「天保暦」でした。

旧暦では月の満ち欠けの周期(約29.5日)を1ヶ月としたため、12ヶ月で約354日となり、太陽の1年(約365日)より短くなります。このずれを調整するため、19年に7回ほど「閏月」を挿入して1年を13ヶ月にしていました。

類語・関連語

よくある質問

Q
旧暦の「閏月」とは何ですか?
A
旧暦では1年が約354日で太陽暦より約11日短いため、暦と季節がずれていきます。このずれを修正するために挿入されるのが閏月で、その年は1年が13ヶ月になります。例えば「閏5月」がある年は、5月が2回あります。
Q
旧暦は現在も使われていますか?
A
公式な暦としては使われていませんが、旧正月、中秋の名月、六曜(大安・仏滅)など、旧暦に基づく風習は現代でも続いています。また、旧暦の日付が載ったカレンダーも販売されています。
Q
旧暦から新暦への換算はどうすればいいですか?
A
旧暦と新暦は単純に1ヶ月ずらせばよいわけではなく、年や日によって換算結果が異なります。正確な換算には専用の換算表やツールを使う必要があります。国立天文台でも、現在は公式な旧暦計算は行っていません。