訊く
きく
かんたんに言うと
「訊く」は、相手に尋ねる・問うことを表します。英語の「ask」に相当しますが、常用漢字表外のため、公用文やビジネス文書では「聞く」や「尋ねる」を使うのが一般的です。
「訊く」の意味
「訊く」は相手に尋ねる・問うことを表します。知りたいことや興味のあることについて、相手に質問する行為を指します。
「聞く」「聴く」が音を受け取る行為であるのに対し、「訊く」は自分から言葉を発して相手に問いかける点が大きく異なります。
ただし、「訊」は常用漢字表にない漢字(表外漢字)です。そのため、公用文、新聞、放送では原則として使用されず、「聞く」や「尋ねる」に置き換えられます。小説などでは作者のこだわりで使われることがあります。
読み方・表記
「訊く」の読み方は「きく」です。また「訊ねる」と書いて「たずねる」とも読みます。
音読みでは「ジン」「シン」と読み、以下のような熟語で使われます。
- 訊問(じんもん):問いただすこと ※「尋問」とも書く
- 審訊(しんじん):裁判所が当事者などに問いただすこと ※「審尋」とも書く
なお、「訊問」は「尋問」、「審訊」は「審尋」と書くのが一般的です。
使い方と例文
「訊く」を使った例文
- 道に迷ったので交番で道を訊いた。
- 先方のご都合を訊いてから日程を決める。
- 彼女に名前を訊いたがはぐらかされた。
- 自分の胸に訊いてみなさい。
- 事件の詳細について関係者に話を訊く。
語源・由来
「訊」は「言」と「卂」を組み合わせた形声文字で、「問いただす」「尋ねる」という意味を持ちます。
「言」は言葉を発することを表し、「卂」は音を表す部分です。言葉を使って相手に問いかけるという意味が込められています。
類語・関連語
よくある質問
Q
ビジネス文書で「訊く」は使えますか?
ビジネス文書で「訊く」は使えますか?
A
避けた方が無難です。「訊」は常用漢字表外のため、ビジネス文書では「お聞きする」「お尋ねする」「確認する」などを使いましょう。
避けた方が無難です。「訊」は常用漢字表外のため、ビジネス文書では「お聞きする」「お尋ねする」「確認する」などを使いましょう。
Q
なぜ小説では「訊く」が使われるの?
なぜ小説では「訊く」が使われるの?
A
作者が「尋ねる」という意味を明確にしたいときや、文体にこだわりがあるときに使われます。「聞く」より「訊く」の方が、積極的に質問するニュアンスが伝わります。
作者が「尋ねる」という意味を明確にしたいときや、文体にこだわりがあるときに使われます。「聞く」より「訊く」の方が、積極的に質問するニュアンスが伝わります。