低地
ていち
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かんたんに言うと
「低地」は、周囲と比べて標高が低い土地のことです。「高地」の対義語で、河川沿いの平野や海面下の土地(ゼロメートル地帯)などを指します。
「低地」の意味
「低地」には以下の意味があります。
1. 相対的に低い土地
周辺部に対して相対的に高度の低い土地を指します。「高地」の対義語であり、台地に対する用語としても使われます。
2. 地形分類としての低地
国土地理院の治水地形分類図では、扇状地、氾濫原、三角州、自然堤防、後背湿地、旧河道などが「低地」に分類されています。
3. 標高による分類
地形学者ハーバーツソンの分類では、標高200メートル以下の土地を「低地(lowland)」としています。ただし、この基準は絶対的なものではありません。
読み方・表記
「低地」の読み方は「ていち」です。
「低」は音読みで「テイ」、訓読みで「ひくい」と読みます。「地」は音読みで「チ・ジ」、訓読みで「つち」と読みます。
英語では「lowland」に対応し、「low(低い)」と「land(土地)」を組み合わせた言葉です。
使い方と例文
「低地」を使った例文
- この低地は洪水の被害を受けやすく、堤防が整備されている。
- オランダは「低地諸国」と呼ばれ、国土の約4分の1が海面下にある。
- 台地と低地の境には急な崖が形成されている。
- 東京東部の低地はゼロメートル地帯として知られる。
語源・由来
「低地」は、「低い土地」という意味の漢語です。
「低」は高さが低いことを表し、「地」は土地を意味します。英語の「lowland」の訳語として使われるようになりました。
歴史的には、オランダ・ベルギー・ルクセンブルクの地域が「低地地方(Low Countries)」「低地諸国」と呼ばれてきました。これはこの地域の多くが海面と同じか、それ以下の標高であることに由来します。
類語・関連語
よくある質問
Q
「ゼロメートル地帯」とは何ですか?
「ゼロメートル地帯」とは何ですか?
A
海面と同じか、それより低い標高の土地のことです。東京都東部や大阪市西部などに見られ、高潮や洪水時に浸水の危険があるため、排水機場や堤防で守られています。
海面と同じか、それより低い標高の土地のことです。東京都東部や大阪市西部などに見られ、高潮や洪水時に浸水の危険があるため、排水機場や堤防で守られています。
Q
「低地」と「平野」の違いは何ですか?
「低地」と「平野」の違いは何ですか?
A
「低地」は標高の低さに着目した言葉で、「高地」や「台地」との対比で使われます。「平野」は地形の平坦さと広さに着目した学術用語です。低地の多くは平野に含まれますが、概念が異なります。
「低地」は標高の低さに着目した言葉で、「高地」や「台地」との対比で使われます。「平野」は地形の平坦さと広さに着目した学術用語です。低地の多くは平野に含まれますが、概念が異なります。