「台地」は、周囲の低地と比較して台のように盛り上がっている平らな土地のことです。水はけがよく、畑作や茶畑として利用されることが多いです。
「台地」の意味
「台地」には以下の意味があります。
1. 地形としての意味
周囲の低地と比較して台状に盛り上がっている平らな土地を指します。崖や深い谷によって周囲と区切られており、表面は比較的平坦です。
2. 日本の台地の特徴
日本で見られる台地の多くは、かつて河川や海によって形成された平坦面が、その後の地盤の隆起や侵食によって周囲より高くなったものです。成因によって河岸段丘、海岸段丘、隆起扇状地などに分けられます。
読み方・表記
「台地」の読み方は「だいち」です。
「台」は音読みで「ダイ・タイ」、訓読みで「うてな」と読みます。「地」は音読みで「チ・ジ」、訓読みで「つち」と読みます。
かつては「洪積台地」という呼び方も使われていましたが、現在の地形学では単に「台地」と呼ぶようになっています。
使い方と例文
- 武蔵野台地は関東ローム層に覆われた平坦な土地である。
- 静岡県の牧之原台地は日本有数の茶の産地だ。
- 台地は水はけがよいため、畑作に適している。
- 近年は台地上でも宅地開発が進んでいる。
語源・由来
「台地」は「台のような土地」という意味を持つ言葉です。周囲より一段高く、テーブルや台のように平らな形状を表しています。
英語では「upland」や「plateau」に対応します。ただし、世界の大陸地域に見られる大規模な台地(コロラド台地など)とは異なり、日本の台地は比較的小規模で標高も低いのが特徴です。
なお、「洪積台地」という用語はかつて広く使われていましたが、「洪積(diluvial)」という言葉がノアの洪水伝説に由来することから、現在は使用されなくなりました。
「段丘」との関係
「台地」と似た言葉に「段丘」があります。両者はほぼ同じ地形を指すことが多いですが、着目点が異なります。
- 台地:形状に着目(周囲より台状に高い平らな土地)
- 段丘:成因に着目(河川や海の侵食で階段状に形成された地形)
「段丘」は単独ではあまり使われず、「河岸段丘」「海岸段丘」「段丘面」「段丘崖」など複合語として使われるのが一般的です。地名としては「〇〇台地」が多く、「〇〇段丘」はあまり見られません。
類語・関連語
よくある質問
台地ではどのような農業が行われていますか?
台地は水はけがよいため水田には適しませんが、畑作、茶畑、果樹園などに利用されることが多いです。牧之原台地の茶畑、根釧台地の酪農、シラス台地のさつまいも栽培などが有名です。
「シラス台地」とは何ですか?
鹿児島県や宮崎県に広がる、火山噴出物(主に火砕流や火山灰)によって形成された台地のことです。「シラス」は白い�ite(火山灰)を意味する方言に由来します。水はけがよく、さつまいもや茶の栽培に適しています。