ダークエネルギー
だーくえねるぎー
目次
  1. 「ダークエネルギー」の意味
  2. 読み方・表記
  3. 使い方と例文
  4. 語源・由来
  5. 類語・関連語
  6. よくある質問
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かんたんに言うと

「ダークエネルギー」は、宇宙全体に広がり、宇宙の膨張を加速させている謎のエネルギーです。日本語では「暗黒エネルギー」とも呼ばれます。

「ダークエネルギー」の意味

「ダークエネルギー」とは、宇宙全体に均等に分布し、宇宙の膨張を加速させている正体不明のエネルギーです。

現在の観測では、宇宙全体の質量・エネルギーの約68%をダークエネルギーが占めていると推定されています。これは宇宙で最も大きな割合を占める成分であり、ダークマター(約27%)や通常の物質(約5%)よりもはるかに多いです。

ダークエネルギーは「負の圧力」を持ち、通常の重力とは逆向きの「斥力」として働きます。この力によって、宇宙空間そのものが加速度的に膨張していると考えられています。

読み方・表記

「ダークエネルギー」英語の「dark energy」をカタカナで音訳した表記です。読み方は「だーくえねるぎー」です。

日本語では「暗黒エネルギー」(あんこくえねるぎー)とも訳されます。また、英語風に「ダークエナジー」と表記されることもあります。

使い方と例文

「ダークエネルギー」を使った例文
  • ダークエネルギーの作用により、宇宙は加速膨張を続けている。
  • 宇宙の7割はダークエネルギーで占められている。
  • ダークエネルギーの正体解明は、21世紀の物理学最大の課題の一つである。
  • 遠方の超新星観測から、ダークエネルギーの存在が示唆された。

語源・由来

「ダークエネルギー」は英語の「dark energy」に由来します。「dark」は「暗い」「見えない」「正体不明の」、「energy」は「エネルギー」を意味します。

この名称は、1998年にアメリカの宇宙論研究者マイケル・ターナーが命名したとされています。先に提唱されていた「ダークマター(暗黒物質)」になぞらえて、同じく正体不明の存在に「ダーク」という言葉が使われました。

1998年、遠方の超新星(Ia型超新星)の観測から、宇宙の膨張が加速していることが発見されました。この加速膨張を引き起こしている未知のエネルギーに対して「ダークエネルギー」という名前が与えられたのです。

類語・関連語

よくある質問

Q
ダークエネルギーはどうやって発見されたのですか?
A
1998年、遠方のIa型超新星の観測から発見されました。超新星が予想よりも暗く(つまり遠くに)見えることから、宇宙の膨張が加速していると判明。この発見により、ソール・パールマッターら3人が2011年にノーベル物理学賞を受賞しています。
Q
ダークエネルギーの正体は何ですか?
A
まだ解明されていません。最も有力な候補は「宇宙定数」(真空のエネルギー)ですが、「クインテッセンス」(動的なエネルギー場)や、重力理論の修正が必要という説もあります。現代物理学最大の謎の一つです。
Q
「ダークエネルギー」と「暗黒エネルギー」は同じ意味ですか?
A
はい、同じものを指します。「暗黒エネルギー」は英語の「dark energy」を日本語に訳したもので、「ダークエネルギー」はカタカナで音訳したものです。どちらの表記も広く使われています。