光年
こうねん
目次
  1. 「光年」の意味
  2. 読み方・表記
  3. 使い方と例文
  4. 語源・由来
  5. 類語・関連語
  6. よくある質問
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かんたんに言うと

「光年」は、光が1年間に進む距離を表す単位です。約9兆4600億kmで、「年」とつきますが時間ではなく距離の単位です。

「光年」の意味

「光年」には主に以下の意味があります。

1. 天文学における距離の単位
光が真空中を1年間(1ユリウス年=365.25日)に進む距離を表します。光の速度は秒速約30万kmなので、1光年は約9兆4600億km(正確には9,460,730,472,580,800 m)になります。

2. 比喩的な意味(英語由来)
英語の「light years ahead(光年先を行く)」という表現から、「非常に大きな隔たり」や「はるかに進んでいる」という比喩的な意味でも使われることがあります。

読み方・表記

「光年」の読み方「こうねん」です。

英語では「light-year」または「light year」と表記し、記号は「ly」が使われます。ドイツ語では「Lichtjahr」といいます。

「光」は光の速度を、「年」は時間の単位である1年を指しますが、光年自体は距離(長さ)の単位です。「年」という字から時間の単位と誤解されやすい点に注意が必要です。

使い方と例文

「光年」を使った例文
  • 最も近い恒星プロキシマ・ケンタウリでも、地球から4.2光年離れている。
  • 天の川銀河の直径は約10万光年もある。
  • 100光年先の星を見るということは、100年前の姿を見ているということだ。
  • 宇宙の広大さを理解するには、光年という単位が欠かせない。

語源・由来

「光年」は英語の「light year」を訳した言葉です。

この単位を初めて使用したのは、ドイツの科学普及作家オットー・エドゥアルト・ヴィンツェンツ・ウレ(1820-1876)とされています。ウレは1851年の著作で、天文学の解説記事の中でこの表現を用いました。

それ以前にも、ドイツの天文学者フリードリヒ・ベッセルが1838年にはくちょう座61番星までの距離を「光が1年間に通過する距離の約10倍」と表現していましたが、正式な単位として定着させたのはウレの功績です。

光の速度が有限であることが証明されたのは17世紀のことで、宇宙の広大さを伝えるのに適した単位として「光年」は広く普及しました。

類語・関連語

よくある質問

Q
「光年」は時間の単位ですか?
A
いいえ、「光年」は距離(長さ)の単位です。「年」という字が入っているため時間と誤解されやすいですが、「光が1年間に進む距離」という意味で、約9兆4600億kmに相当します。
Q
1光年は何キロメートル?
A
1光年は約9兆4600億km(9,460,730,472,580.8 km)です。光の速度(秒速約30万km)に1年間の秒数(約3155万7600秒)を掛けた値です。
Q
「光秒」「光分」という単位もある?
A
はい、あります。光秒は光が1秒間に進む距離(約30万km)、光分は1分間に進む距離(約1800万km)です。たとえば、太陽から地球までの距離は約8.3光分(8分20秒)です。