超新星
ちょうしんせい
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かんたんに言うと
「超新星」は、星が起こす宇宙最大級の爆発現象です。銀河全体を凌駕するほど明るく輝き、爆発後は星が消滅するか、中性子星やブラックホールになります。
「超新星」の意味
「超新星」には主に2つの意味があります。
1. 天文学用語としての超新星
大質量の恒星や白色矮星が起こす大規模な爆発によって、極めて明るく輝く天体現象を指します。その明るさは太陽の数十億倍にも達し、銀河全体の明るさを超えることもあります。爆発後、星は消滅するか、中性子星・ブラックホールへと変化します。
2. 比喩的な意味
ある分野で突然現れた非常に優れた才能を持つ人物を指す比喩表現です。「新星」よりもさらに大きなインパクトや才能を強調する際に使われることがあります。
読み方・表記
英語では「supernova(スーパーノヴァ)」と呼ばれます。略称として「SN」が使われ、発見年と順番を付けて「SN 1987A」のように表記されます。
使い方と例文
「超新星」を使った例文
- 1987年に大マゼラン雲で超新星が観測され、世界中の天文学者が注目した。
- かに星雲は、1054年に爆発した超新星の残骸である。
- ベテルギウスは将来超新星爆発を起こすと予測されている恒星の一つだ。
- Ia型超新星は明るさが一定のため、宇宙の距離を測る「標準光源」として利用される。
語源・由来
「超新星」という名称は、「新星(nova)」を超える規模の爆発であることに由来します。
1885年、アンドロメダ銀河に従来の新星よりはるかに明るい星が発見されました。当初は新星と考えられていましたが、その明るさは通常の新星の約100万倍にも達していました。1930年代に入り、このような現象は新星とは別の種類の爆発であることが明らかになり、「super(超える)」と「nova(新星)」を組み合わせた「supernova(超新星)」という用語が生まれました。
なお、1572年にティコ・ブラーエが発見した「ティコの新星」や、1604年にケプラーが観測した「ケプラーの新星」も、現在の分類では超新星であったことが分かっています。
類語・関連語
よくある質問
Q
超新星爆発はどのくらいの頻度で起こる?
超新星爆発はどのくらいの頻度で起こる?
A
銀河系内では数十年〜数百年に1回程度と推定されています。銀河系で最後に肉眼で観測された超新星は1604年の「ケプラーの超新星」で、400年以上観測されていません。
銀河系内では数十年〜数百年に1回程度と推定されています。銀河系で最後に肉眼で観測された超新星は1604年の「ケプラーの超新星」で、400年以上観測されていません。
Q
超新星にはどんな種類がある?
超新星にはどんな種類がある?
A
大きく分けてI型とII型があります。I型は水素の吸収線がないもので、さらにIa型(白色矮星の爆発)、Ib型、Ic型に分類されます。II型は水素の吸収線があり、大質量星の重力崩壊によるものです。
大きく分けてI型とII型があります。I型は水素の吸収線がないもので、さらにIa型(白色矮星の爆発)、Ib型、Ic型に分類されます。II型は水素の吸収線があり、大質量星の重力崩壊によるものです。
Q
超新星爆発が地球に影響を与えることはある?
超新星爆発が地球に影響を与えることはある?
A
非常に近くで起こった場合、ガンマ線などの放射線が地球の生物に影響を与える可能性があります。過去の生物大量絶滅の一因として超新星爆発が指摘されることもあります。ただし、現在地球の近くに超新星爆発を起こしそうな星はないとされています。
非常に近くで起こった場合、ガンマ線などの放射線が地球の生物に影響を与える可能性があります。過去の生物大量絶滅の一因として超新星爆発が指摘されることもあります。ただし、現在地球の近くに超新星爆発を起こしそうな星はないとされています。