新星
しんせい
違いを知る
かんたんに言うと
「新星」は、白色矮星の表面で核爆発が起こり、突然明るく輝く天文現象のことです。夜空に新しい星が現れたように見えることから名付けられました。
「新星」の意味
「新星」には主に2つの意味があります。
1. 天文学用語としての新星
白色矮星と恒星からなる近接連星系において、恒星から白色矮星の表面に降り積もったガスが核爆発を起こし、急激に明るく輝く現象を指します。爆発により光度は数百倍から数百万倍に増加し、その後数週間から数か月かけて元の明るさに戻ります。
2. 比喩的な意味
ある分野で突然現れた有望な人物や注目される存在を指す比喩表現としても使われます。「業界の新星」「スポーツ界の新星」などと使い、将来性のある新人を表します。
読み方・表記
「新星」の読み方は「しんせい」です。
英語では「nova(ノヴァ)」と呼ばれます。これはラテン語で「新しい」を意味する言葉で、複数形は「novae」です。天文学では変光星の分類として「N型」とも表記されます。
使い方と例文
「新星」を使った例文
- 日本のアマチュア天文家が銀河系内で新星を発見した。
- 白色矮星の表面爆発である新星は、数週間で減光していく。
- 彼はデビュー作で高い評価を受け、文壇の新星と呼ばれている。
- 今大会で優勝した若手選手は、テニス界の新星として注目を集めている。
語源・由来
「新星」という名称は、1572年にデンマークの天文学者ティコ・ブラーエがカシオペヤ座に突然現れた明るい星を発見し、ラテン語で『De stella nova(新しい星について)』という本を出版したことに由来します。
当時のヨーロッパでは、神が創造した宇宙は永遠に不変であるという考えが主流でした。そのため、突然夜空に現れた明るい星は「新しく生まれた星」と解釈され、「nova(新星)」と呼ばれるようになりました。
現在では、新星は「新しい星が誕生する現象」ではなく、「すでに一生を終えた白色矮星が再び輝く現象」であることが分かっていますが、歴史的な経緯から「新星」という名称が使われ続けています。
類語・関連語
よくある質問
Q
新星は本当に「新しい星」が生まれる現象?
新星は本当に「新しい星」が生まれる現象?
A
いいえ、新星は新しい星の誕生ではありません。すでに一生を終えた白色矮星の表面で核爆発が起こり、一時的に明るく輝く現象です。「新しい星が現れたように見える」ことから名付けられた歴史的な名称です。
いいえ、新星は新しい星の誕生ではありません。すでに一生を終えた白色矮星の表面で核爆発が起こり、一時的に明るく輝く現象です。「新しい星が現れたように見える」ことから名付けられた歴史的な名称です。
Q
新星は一度きりの現象?
新星は一度きりの現象?
A
新星爆発の後も白色矮星は残るため、再びガスが降り積もれば数千年〜数万年後に再爆発することがあります。繰り返し爆発を起こす新星は「反復新星」と呼ばれます。
新星爆発の後も白色矮星は残るため、再びガスが降り積もれば数千年〜数万年後に再爆発することがあります。繰り返し爆発を起こす新星は「反復新星」と呼ばれます。
Q
新星は肉眼で見える?
新星は肉眼で見える?
A
明るい新星であれば肉眼で観測できることがあります。ただし、多くの新星は暗く、望遠鏡がなければ観測できません。日本のアマチュア天文家は新星の発見で世界的に活躍しています。
明るい新星であれば肉眼で観測できることがあります。ただし、多くの新星は暗く、望遠鏡がなければ観測できません。日本のアマチュア天文家は新星の発見で世界的に活躍しています。