部分日食
ぶぶんにっしょく
かんたんに言うと
「部分日食」は、月が太陽の一部だけを隠し、太陽が欠けて見える天文現象です。3種類の日食の中で最も観測機会が多いです。
「部分日食」の意味
「部分日食」とは、月が太陽の一部だけを隠し、太陽が欠けて見える天文現象です。以下の2つのケースで発生します。
- 太陽・月・地球が完全な一直線に並ばない場合
- 皆既日食や金環日食が起こる地域(中心食帯)の外側で観測する場合
部分日食では太陽の光がほとんど遮られないため、空の明るさはほぼ変わりません。コロナやダイヤモンドリングを見ることはできませんが、太陽が三日月のように欠けていく様子を観察できます。
部分日食は皆既日食や金環日食に比べて観測できる範囲が広く、日食が起こるたびに広い地域で見ることができます。
読み方・表記
「部分日食」の読み方は「ぶぶんにっしょく」です。
「部分日蝕」と書かれることもありますが、現在は「部分日食」が一般的です。「部分食」と略されることもあります。
英語では「partial solar eclipse(パーシャル・ソーラー・イクリプス)」と言います。
使い方と例文
「部分日食」を使った例文
- 今日の日食は、この地域では部分日食として観測できる。
- 部分日食では太陽が三日月のように欠けて見えた。
- 部分日食でも日食グラスなしで見るのは危険だ。
- 部分日食は皆既日食より広い範囲で観測できる。
語源・由来
「部分」は「一部分・全体ではない」を意味し、太陽の一部だけが隠される現象を指しています。
「日食」の「食」は本来「蝕(むしばむ)」と書かれ、虫が葉を端から食べていく様子に由来します。太陽が端から欠けていく様子がこれに似ていることから名付けられました。
類語・関連語
よくある質問
Q
部分日食はどのくらいの頻度で起こる?
部分日食はどのくらいの頻度で起こる?
A
世界のどこかでは年に2〜5回程度起こります。皆既日食や金環日食が起こるたびに、その周辺の広い地域で部分日食として観測できるため、最も見る機会の多い日食です。
世界のどこかでは年に2〜5回程度起こります。皆既日食や金環日食が起こるたびに、その周辺の広い地域で部分日食として観測できるため、最も見る機会の多い日食です。
Q
「食分」とは何?
「食分」とは何?
A
太陽がどの程度欠けているかを示す数値です。太陽の直径に対して月が隠している割合で表され、0は食なし、1で皆既または金環日食となります。部分日食では0より大きく1未満の値になります。
太陽がどの程度欠けているかを示す数値です。太陽の直径に対して月が隠している割合で表され、0は食なし、1で皆既または金環日食となります。部分日食では0より大きく1未満の値になります。
Q
部分日食を肉眼で見ても大丈夫?
部分日食を肉眼で見ても大丈夫?
A
絶対に肉眼で直接見てはいけません。太陽の一部しか隠れていなくても、残りの部分から出る光で目を傷める危険があります。必ず専用の日食グラスを使用してください。
絶対に肉眼で直接見てはいけません。太陽の一部しか隠れていなくても、残りの部分から出る光で目を傷める危険があります。必ず専用の日食グラスを使用してください。