月食
げっしょく
目次
  1. 「月食」の意味
  2. 読み方・表記
  3. 使い方と例文
  4. 語源・由来
  5. 類語・関連語
  6. よくある質問
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かんたんに言うと

「月食」は、地球の影に月が入り込むことで、月が暗くなったり欠けて見えたりする天文現象です。満月のときに起こります。

「月食」の意味

「月食」とは、太陽・地球・月がこの順番で一直線に並び、地球の影の中を月が通過することで起こる天文現象です。満月のときに発生します。

地球の影には「本影」と「半影」の2種類があり、月がどの影に入るかで月食の種類が異なります。

  • 皆既月食:月が地球の本影に完全に入る。月が赤銅色に見える
  • 部分月食:月の一部だけが本影に入る
  • 半影月食:月が半影だけを通過する。肉眼ではほとんど分からない

皆既月食のとき、月は完全に暗くなるわけではなく、赤銅色(しゃくどういろ)に見えます。これは地球の大気を通過した赤い光が月を照らすためです。

読み方・表記

「月食」の読み方「げっしょく」です。

歴史的には「月蝕」と書かれることもありましたが、「蝕」が常用漢字に含まれないため、現在は「月食」と表記するのが一般的です。

英語では「lunar eclipse(ルナー・イクリプス)」と言います。「lunar」は「月の」という意味です。

使い方と例文

「月食」を使った例文
  • 今夜は皆既月食が見られるそうだ。
  • 月食は肉眼でも安全に観察できる。
  • 皆既月食のとき、月が赤銅色に染まった。
  • 部分月食では、月の一部が欠けて見える。

語源・由来

「月食」の「食」は、本来「蝕(むしばむ)」という漢字が使われていました。「蝕」は虫が葉を端から食べていく様子を表した字で、月が端から欠けていく様子に由来しています。

古代の人々は月食を不吉な現象と考えていました。『玉葉』や『吾妻鏡』などの古典では「月蝕」と表記されており、月が何者かに蝕まれる恐ろしい出来事として捉えられていたことがうかがえます。

類語・関連語

よくある質問

Q
月食はどのくらいの頻度で起こる?
A
年に1〜3回程度起こります。月が見えている地域であればどこからでも同じ月食を観察できるため、日食よりも見る機会は多いです。
Q
皆既月食のとき、なぜ月が赤く見える?
A
地球の大気を通過した太陽光が月を照らすためです。青い光は大気中で散乱されやすいのに対し、赤い光は通り抜けやすい性質があります。この赤い光が屈折して地球の影の中に入り込み、月を照らすので赤銅色に見えます。
Q
月食の観察に望遠鏡は必要?
A
必要ありません。月食は肉眼で十分に楽しめます。ただし、双眼鏡や望遠鏡を使うと、影が月面を移動する様子や、皆既食中の色の変化をより鮮明に観察できます。