日食
にっしょく
目次
  1. 「日食」の意味
  2. 読み方・表記
  3. 使い方と例文
  4. 語源・由来
  5. 類語・関連語
  6. よくある質問
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かんたんに言うと

「日食」は、月が太陽と地球の間に入り、太陽の一部または全部が月に隠される天文現象です。新月のときに起こります。

「日食」の意味

「日食」とは、月が太陽の前を横切ることで、地球から見て太陽の一部または全部が隠される天文現象です。太陽・月・地球がこの順番でほぼ一直線に並ぶ新月のときに発生します。

日食には以下の3種類があります。

  • 皆既日食:月が太陽を完全に隠す。太陽のコロナ(外層大気)が観察できる
  • 金環日食:月が太陽の中心を隠すが、周囲がリング状に見える
  • 部分日食:月が太陽の一部だけを隠す

皆既日食と金環日食の違いは、月と地球の距離によって決まります。月の公転軌道は楕円形のため、地球との距離が変化します。月が近いときは大きく見えて太陽を完全に隠し(皆既日食)、遠いときは小さく見えて太陽がはみ出します(金環日食)。

読み方・表記

「日食」の読み方「にっしょく」です。

かつては「日蝕」と書かれることもありましたが、「蝕」が常用漢字に含まれないため、現在は「日食」と表記するのが一般的です。天文学の専門書や教科書でも「日食」が使われています。

英語では「solar eclipse(ソーラー・イクリプス)」と言います。

使い方と例文

「日食」を使った例文
  • 皆既日食を見るために、遠くまで旅行した。
  • 次に日本で金環日食が見られるのは2030年だ。
  • 日食の観察には専用のグラスが必要です。
  • 古代の人々は日食を不吉な前兆と考えていた。

語源・由来

「日食」の「食」は、本来「蝕(むしばむ)」という漢字が使われていました。「蝕」は虫が葉を端から食べていく様子を表した字で、太陽が端から欠けていく様子がこれに似ていることから名付けられました。

『日本書紀』には日本最古の日食の記録があり、「日蝕え尽きたり」と記されています。古来、日食は凶事の前兆と恐れられ、天皇が身を慎むなどの対応がとられました。

類語・関連語

よくある質問

Q
日食はどのくらいの頻度で起こる?
A
地球全体では年に2〜5回起こります。ただし、特定の場所で皆既日食を観察できるのは非常にまれで、同じ場所では数百年に一度ともいわれます。
Q
日食を肉眼で見ても大丈夫?
A
絶対に直接見てはいけません。太陽光は非常に強く、目を傷めたり失明する危険があります。必ず専用の日食グラスを使用してください。
Q
皆既日食のとき、なぜコロナが見える?
A
太陽のコロナ(外層大気)は普段、太陽本体の強い光に隠れて見えません。皆既日食で太陽本体が月に完全に隠されると、淡く輝くコロナを肉眼で観察できるようになります。