ゲノム
げのむ
目次
  1. 「ゲノム」の意味
  2. 読み方・表記
  3. 使い方と例文
  4. 語源・由来
  5. ゲノムに関連する用語
  6. 類語・関連語
  7. よくある質問
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かんたんに言うと

「ゲノム」は、生物が持つ全遺伝情報のことです。DNAに含まれるすべての遺伝情報を指し、その生物の「設計図の全集」ともいえます。

「ゲノム」の意味

ゲノムとは、生物が持つ全遺伝情報のことです。DNAに含まれるすべての塩基配列、つまり遺伝子とそれ以外の領域をすべて合わせた情報全体を指します。

ヒトゲノムは約30億塩基対で構成され、約2万個の遺伝子を含んでいます。ヒトの体細胞には46本の染色体がありますが、「ゲノム」という場合は1セット(23本分)の染色体が持つ情報を指します。

ゲノムと遺伝子の違い

遺伝子はタンパク質を作る設計図となる領域で、ゲノム全体の約2%に過ぎません。ゲノムには遺伝子以外の領域(遺伝子の発現を調節する領域など)も含まれます。

読み方・表記

「ゲノム」の読み方「げのむ」です。

英語では「genome(ジーノム)」と発音します。「gene(遺伝子)」と「chromosome(染色体)」を組み合わせた造語です。

使い方と例文

「ゲノム」を使った例文
  • ヒトゲノムの解読が完了した。
  • ゲノム編集技術で農作物を改良する。
  • ゲノム医療でがんの個別化治療が可能になった。
  • チンパンジーとヒトのゲノムは約98%同じだ。

語源・由来

ゲノムは「gene(遺伝子)」と「chromosome(染色体)」を組み合わせた造語です。1920年にドイツの植物学者ハンス・ヴィンクラーが提唱しました。

生物が持つ全遺伝情報を一語で表す言葉として生まれ、現在では「ヒトゲノム」「イネゲノム」のように、さまざまな生物のゲノムが解読されています。

ゲノムに関連する用語

  • ヒトゲノム計画 – ヒトの全遺伝情報を解読する国際プロジェクト(2003年完了)
  • ゲノム編集 – 遺伝子を狙って書き換える技術(CRISPR-Cas9など)
  • ゲノム医療 – 遺伝情報に基づいた個別化医療
  • ゲノム解析 – 生物のゲノム情報を読み取り分析すること

類語・関連語

よくある質問

Q
「ゲノム」と「遺伝子」の違いは?
A
遺伝子はタンパク質を作る設計図となる領域で、ゲノム全体の約2%です。ゲノムは遺伝子を含む全遺伝情報を指し、遺伝子以外の領域も含まれます。
Q
「ゲノム編集」とは?
A
狙った遺伝子を書き換える技術です。CRISPR-Cas9(クリスパー・キャスナイン)という技術が有名で、農作物の品種改良や病気の治療研究に使われています。
Q
ヒトゲノムはいつ解読された?
A
ヒトゲノム計画により2003年に概要が完了し、2022年にすべての塩基配列の解読が完了しました。約30億塩基対、約2万個の遺伝子が含まれています。