染色体
せんしょくたい
目次
  1. 「染色体」の意味
  2. 読み方・表記
  3. 使い方と例文
  4. 語源・由来
  5. 類語・関連語
  6. よくある質問
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かんたんに言うと

「染色体」は、DNAがタンパク質に巻きついて折りたたまれた構造体のことです。細胞分裂のときに凝縮して、顕微鏡で観察できる形になります。ヒトの細胞には46本の染色体があります。

「染色体」の意味

染色体とは、DNAがヒストンというタンパク質に巻きついて、コンパクトに折りたたまれた構造体です。約2メートルもある長いDNAを、直径わずか数マイクロメートルの細胞核に収めるための「収納形態」といえます。

普段のDNAは糸のようにほどけた状態ですが、細胞分裂のときに凝縮して棒状の染色体になります。この状態では顕微鏡で観察でき、染色液で染めると色がつきます。

ヒトの染色体

ヒトの体細胞には46本(23対)の染色体があります。

  • 22対(44本)の常染色体
  • 1対(2本)の性染色体(女性はXX、男性はXY)
  • 23本は父親から、23本は母親から受け継ぐ

読み方・表記

「染色体」の読み方「せんしょくたい」です。

英語では「chromosome(クロモソーム)」といいます。ギリシャ語の「chroma(色)」と「soma(体)」を組み合わせた言葉で、染色液で染まることに由来しています。

使い方と例文

「染色体」を使った例文
  • ヒトの細胞には46本の染色体がある。
  • 染色体検査で異常が見つかった。
  • 性別は染色体の組み合わせで決まる。
  • ダウン症は21番染色体が3本ある状態である。

語源・由来

染色体は、ドイツ語の「Chromosom」を訳した言葉です。1888年にドイツの解剖学者ヴァルダイヤーが命名しました。

「染色体」という名前は、染色液で染めると色がつく(よく染まる)ことに由来しています。酢酸カーミン液や酢酸オルセイン液などで赤く染まります。

類語・関連語

よくある質問

Q
ヒトの染色体は何本?
A
ヒトの体細胞には46本(23対)の染色体があります。23本は父親から、23本は母親から受け継いだものです。精子や卵子などの生殖細胞には23本しかありません。
Q
「染色体異常」とは?
A
染色体の数や構造に異常がある状態です。ダウン症(21番染色体が3本)やターナー症候群(X染色体が1本のみ)などがあります。出生前診断で調べることができます。
Q
「性染色体」とは?
A
性別を決定する染色体で、ヒトではX染色体とY染色体の2種類があります。女性はXX、男性はXYの組み合わせを持っています。