越える
こえる
かんたんに言うと
「越える」は、場所・時間・地点を通過して向こうへ行くことを表す言葉です。「山を越える」「冬を越す」のように、何かを乗り越えて先へ進むときに使います。
「越える」の意味
「越える」には以下の意味があります。
1. 場所・地点を通過する
山や峠、国境などを乗り越えて向こうへ行くこと。「峠を越える」「国境を越える」などと使います。
2. 時を経過する
ある時期や区切りを過ぎること。「冬を越す」「年を越す」などと使います。
3. 障害を克服する
困難や試練を乗り越えて先へ進むこと。「困難を乗り越える」「壁を越える」などと使います。
4. 範囲・境界を踏み越える
決められた枠や権限を逸脱すること。「権限を越える」「度を越す」などと使います。
イメージとしては横方向。障害物を乗り越えて向こう側へ移動するという感覚です。
読み方・表記
「越える」の読み方は「こえる」です。「越す(こす)」という形もあります。
「越」の音読みは「エツ」で、「越境(えっきょう)」「越冬(えっとう)」「越権(えっけん)」などの熟語があります。
同じ「こえる」と読む漢字に「超える」がありますが、こちらは数値や基準を上回る意味で使います。
使い方と例文
「越える」を使った例文
- 峠を越えるとゴールは近い。
- 国境を越えて隣国に入った。
- 山を越えて隣の町へ行く。
- 冬を越して春がやってきた。
- 年を越してから連絡します。
- 困難を乗り越えて成功を収めた。
- 権限を越えた行動は控えるべきだ。
語源・由来
「越」の字は、「走」(走る)と「戉」(まさかり)から成り立っています。
障害物を乗り越えて進む様子を表した漢字で、そこから「通り過ぎる」「向こうへ行く」「移る」という意味が生まれました。
「越境」「越冬」のように、何かの境界や時期を通過するときに使われます。
類語・関連語
よくある質問
Q
「越える」と「超える」の違いは?
「越える」と「超える」の違いは?
A
「越える」は場所・時間を通過するとき、「超える」は数値・基準を上回るときに使います。「山を越える」「30度を超える」のように使い分けます。向こうへ移動するなら「越える」と覚えましょう。
「越える」は場所・時間を通過するとき、「超える」は数値・基準を上回るときに使います。「山を越える」「30度を超える」のように使い分けます。向こうへ移動するなら「越える」と覚えましょう。
Q
複合語ではどちらを使う?
複合語ではどちらを使う?
A
「乗り越える」「追い越す」「勝ち越す」「持ち越す」「引っ越す」など、複合語では原則として「越」を使います。
「乗り越える」「追い越す」「勝ち越す」「持ち越す」「引っ越す」など、複合語では原則として「越」を使います。
Q
「壁をこえる」はどっち?
「壁をこえる」はどっち?
A
物理的な壁を乗り越える場合は「越える」。比喩的に障害を克服する意味でも「越える」が一般的ですが、「限界の壁を超える」のように基準を突破する意味なら「超える」も使えます。
物理的な壁を乗り越える場合は「越える」。比喩的に障害を克服する意味でも「越える」が一般的ですが、「限界の壁を超える」のように基準を突破する意味なら「超える」も使えます。