送検
そうけん
目次
  1. 「送検」の意味
  2. 読み方・表記
  3. 使い方と例文
  4. 語源・由来
  5. 類語・関連語
  6. よくある質問
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かんたんに言うと

「送検」は、警察が捜査した事件を検察に引き継ぐことです。正式には「検察官送致」といい、「送検」は略称・通称です。

「送検」の意味

「送検」には、以下の意味があります。

警察から検察への事件の引き継ぎ
警察が犯罪の捜査を行った後、収集した証拠書類や証拠物を検察官に送る手続きのことです。被疑者を起訴するかどうかを決める権限は検察官にあるため、警察は捜査結果を検察に引き継ぎます。

「送検」は法律用語ではなく、「検察官送致」の略称として一般的に使われている言葉です。刑事訴訟法では「送致」という用語が使われています。

身柄送検と書類送検

送検には「身柄送検」と「書類送検」の2種類があります。

  • 身柄送検:逮捕した被疑者の身柄と書類・証拠物を一緒に送る
  • 書類送検:被疑者を逮捕せず、書類・証拠物だけを送る

読み方・表記

「送検」の読み方「そうけん」です。

「送」は音読みで「ソウ」、「検」は音読みで「ケン」と読みます。「送致」の「送」と「検察」の「検」を組み合わせた略語です。

以下のような関連語があります。

  • 検察官送致(けんさつかんそうち)- 送検の正式名称
  • 身柄送検(みがらそうけん)- 身柄と書類を送ること
  • 書類送検(しょるいそうけん)- 書類だけを送ること
  • 送致(そうち)- 法律上の用語

使い方と例文

「送検」を使った例文
  • 警察は容疑者を逮捕後、48時間以内送検した。
  • 事件は送検され、検察が起訴するかどうかを判断する。
  • 在宅のまま送検されたが、その後起訴された。
  • 送検後、検察官による取り調べが行われた。
  • 微罪処分となり、送検されずに事件は終結した。

語源・由来

「送検」は「送致」と「検察」を組み合わせた略語です。

刑事訴訟法第246条には「司法警察員は、犯罪の捜査をしたときは、速やかに書類及び証拠物とともに事件を検察官に送致しなければならない」と定められています。この「検察官への送致」を略して「送検」と呼ぶようになりました。

日本の刑事司法では「全件送致主義」が採用されており、警察が捜査した事件は原則としてすべて検察に送られます。ただし、ごく軽微な事件については「微罪処分」として送検されずに終わることもあります。

類語・関連語

よくある質問

Q
「送検」と「送致」の違いは何ですか?
A
意味は同じです。「送致」が法律上の正式な用語で、「送検」は一般的に使われる略称です。「送致」は検察以外への引き継ぎにも使いますが、「送検」は検察への送致に限定して使います。
Q
送検されたら前科がつきますか?
A
送検だけでは前科はつきません。前科がつくのは、送検後に検察が起訴し、裁判で有罪判決が確定した場合です。不起訴になれば前科はつきません。
Q
逮捕から送検までの時間制限は?
A
逮捕した場合、警察は48時間以内に検察へ送検しなければなりません。在宅事件(書類送検)の場合は、このような時間制限はありません。